京都蔦屋書店で篠原有司男の個展が開催！93歳の前衛アートを体感しよう

篠原有司男個展「青春真っ只中！」開催決定

京都の中心に位置する京都蔦屋書店では、前衛アーティスト篠原有司男の特別な個展「青春真っ只中！」が2025年5月29日（木）から6月18日（水）まで開催されます。この展示では、篠原が2000年以降に制作したボクシング・ペインティングを中心に、新作も含む彼の作品を観ることができます。93歳という年齢ながら、彼の作品は今なお若々しいエネルギーに満ち溢れています。

篠原有司男の背景

篠原有司男は、1969年にアメリカに渡り、現在もニューヨークを拠点に活動を続ける日本のアーティストです。彼のスタイルは、アートとパフォーマンスを巧みに融合させ、新たな表現方法を生み出しています。代表作である「ボクシングペインティング」は、1959年から61年までの間に彼によって開発され、アートの新たな可能性を提示しました。篠原は「良い絵を描こうと思ったからといって、良い絵を描けるわけではない。だから、思考が追いつく前に速やかに描くんだ」と述べています。この言葉は、彼の独自のアートスタイルを象徴しています。

個展の見所

個展「青春真っ只中！」では、篠原の生涯を通じて培ってきたアートへの情熱と、彼の創作過程を間近で体験することができます。特に、ボクシングを用いたペインティングは、彼の独自の発想から生まれたもの。絵画は単なる視覚的な表現に留まらず、体験そのものとなるため、来場者は篠原の世界観をより深く理解することができるでしょう。

雪原を走る野生の七面鳥

篠原のアーティストステートメント

篠原の作品を通じて彼が感じたこと、考えたことが伝わる一つの場として、個展の中で発表されたアーティストステートメントも注目に値します。彼は、ルーヴル美術館での経験や街中での偶然の出会いを通じて、アートの力を再認識し、日常の中にこそ美しさが潜んでいると述べています。特に新たなインスピレーションを受けた瞬間は、見逃せない部分です。

開催情報と詳細

この特別な展覧会は入場無料で、5階のエキシビションスペースで行われます。開館時間は11:00から20:00で、最終日のみ18:00までの早めのクローズとなります。また、作品は会期の初日から購入可能ですが、プレセールスの状況によっては早期に終了する可能性があるため、事前の確認をおすすめします。

公式ウェブサイト

詳しい情報や作品の一覧は、公式特集ページからご覧いただけます。

京都蔦屋書店の魅力

京都蔦屋書店は、アートと文化の融合をテーマにした空間で、店舗の中には6万冊以上のアート関連書籍や、独自の文具、工芸品などが取り揃えられています。また、共有ラウンジでは軽食やコーヒーを楽しみながら、アートを感じることができる居心地の良い空間が提供されています。ここでの一日は、アートに触れながら自分を再発見する素敵な時間となることでしょう。

ぜひ、この機会をお見逃しなく、篠原有司男の真髄を体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか。