車とスマホの新時代
2012-01-20 16:06:27
ヴァレオが開発したスマートフォン連携技術で車内操作が変わる
ヴァレオが切り拓くスマートフォンと車の未来
自動車部品サプライヤーのヴァレオは、車載コンソールからスマートフォンの機能を活用できる新しい技術を発表しました。この技術は「MirrorLink™」という規格に基づいており、運転中でもスマホのさまざまなアプリケーションに簡単にアクセスできるようになります。
MirrorLink™とは?
MirrorLink™は、カー・コネクティビティ・コンソーシアムが開発した技術で、車載システムとスマートフォンを連携させるためのインターフェースを提供します。これを利用することで、ドライバーはダッシュボード上のタッチスクリーンや音声コマンドを介して、スマートフォンで実行しているアプリを制御できます。
ユーザーにとっての便利さ
このシステムの大きな利点は、スマートフォンの主要な機能—通話、ナビゲーション、音楽再生、インターネットラジオ、天気予報、リアルタイム交通情報など—を車内のディスプレイと操作系統に統合できる点です。これによりドライバーは運転中でも簡単に情報を得ることができ、安全運転を維持しながら利便性を享受できます。
インターフェースの革新
ヴァレオはシンプルでありながら強力なインターフェースの開発にも力を入れています。特に、Qtのユーザーインターフェースフレームワークを利用して、スマートフォンと車載システムの相互作用をスムーズにしようとしています。この革新的なインターフェースにより、ドライバーはストレスなくサービスを利用できるようになると期待されています。
カー・コネクティビティ・コンソーシアム
また、ヴァレオはカー・コネクティビティ・コンソーシアムの主要メンバーであり、スマートフォンと車両間の接続性の向上に取り組んでいます。このような業界団体に参加することで、ヴァレオはより高い品質と安全性を備えた新しいソリューションを開発することが可能になります。迅速に変化するニーズに応じて、現代の運転者に向けた充実したユーザーエクスペリエンスを提供するための基盤が整っています。
市場のニーズに応える
近年、ユーザーは自動車の中でも自分の日常に近い環境を求める傾向が強まっています。この技術によって、車内でのエンターテインメントや情報取得が格段に快適に行えるようになるでしょう。未来の車は単なる移動手段ではなく、新たな体験の場となるかもしれません。
自動運転の時代が到来すると言われる中で、ヴァレオの技術革新は、車とスマートフォンの融合を進める重要なステップとなります。これからの自動車社会においてヴァレオが果たす役割は大いに期待されています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ヴァレオジャパン
- 住所
- 東京都渋谷区元代々木町30-13 ONEST元代々木スクエア4階
- 電話番号
-
03-5465-5710