スパイレントとジュニパー、次世代UETテスト成功でイノベーション推進
スパイレントとジュニパーネットワークス、UETテストを成功裏に実施
2025年6月30日、東京にて、テストと保証ソリューションを提供するスパイレント・コミュニケーションズ(Spirent)とジュニパーネットワークス(Juniper)が初めてUltra Ethernet Transport(UET)に関する公開実証実験を実施しました。この実験は、進化を続けるUltra Ethernet Consortium(UEC)のエコシステムにおいて重要なマイルストーンとなりました。この実証試験は、Interop2025 Tokyoで行われ、業界の注目を集めました。
この実験では、SpirentのB3 800GアプライアンスとJuniperのQFX 5240-64ODスイッチを特別に活用し、実稼働実験用ネットワーク「ShowNet」においてUETトラフィックを生成・転送しました。さらに、RoCEv2トラフィックも流れる中で、シームレスな共存と相互接続性を実証し、Interop ShowNet特別賞を共同受賞することに成功しました。800Gインターフェースを搭載したJuniperのスイッチは、様々なトラフィックタイプを正常に認識し、迅速に転送。UETに基づく導入への準備が整っていることを証明しました。
AIおよび機械学習(ML)のバックエンドネットワークにおいて、オープンな相互接続可能なソリューションが求められる中で、UECが固める新たなアプローチはますます重要視されています。コンソーシアムが公式仕様の初回リリースに迫る中、SpirentとJuniperは、厳格な実環境における検証を通じてこの進展を後押しし、進化するエコシステムの強化に貢献しています。
JuniperのデータセンタープラットフォームおよびAIソリューション担当バイスプレジデント、プラフル・ラルチャンダニ氏はこの成功について、「この名誉ある賞をスパイレントと共に受賞できたことを光栄に思います。この結果は、私たちのパートナーシップの強さを示し、高性能AI駆動型データセンターのネットワーキングにおける共同イノベーションを証明しています。最新のUETなどの伝送標準の性能と相互接続性を検証することは、次世代インフラがAI時代の要求に応えられるようにするために不可欠です」とコメントしています。
この公開実証は、Spirentが最新UET伝送標準を模擬・テストする能力をアピールし、Juniperが進化するイーサネット技術をサポートする力を強調しました。お客様にAIスケーラビリティとUltra Ethernetの能力を保証するための検証を実現し、未来を見据えたサービスを提供できることが確認されました。
スパイレントジャパンのゼネラルマネージャー西原政利氏は、「AIアプリケーションとワークロードが急成長する中で、暗黙の要求に対応できるこの実証は、業界パートナーと共に取り組む意志を示すものです。私たちは新興標準への適応を支援するために、包括的なテストソリューションを提供し、組織が次世代ネットワーキングを自信を持って導入できるよう努めています」と述べています。
スパイレントの紹介
Spirent Communications plcは、ネットワーク、サイバーセキュリティ、位置情報向けの自動テスト及び保証ソリューションの世界的リーダーです。5G、AI、クラウド、自律走行車といった新世代技術に対するテスト条件に取り組む革新的な製品とサービスを提供し、顧客の次世代コネクテッドデバイスを実現するためのサポートを行います。詳細は、公式サイトや各種SNSをぜひご覧ください。
会社情報
- 会社名
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Spirent Communications plc
- 住所
- Origin One, 108 High Street Crawley, West Sussex RH10 1BD United Kingdom
- 電話番号
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