ゆるすぎてブラック!?今話題の「ゆるブラック」とは?
「ゆるブラック」という言葉、耳にしたことはありますか?
近年、働き方改革の推進により、長時間労働やパワハラが横行していた「ブラック企業」は減少傾向にあります。しかし、その一方で、労働環境は整っているものの、やりがいを感じにくく、成長を実感できない企業が増えているという現状があります。
これが、今話題の「ゆるブラック」です。
株式会社キュービックが運営する転職支援サービス『ミライトーチ』では、ホワイト企業に勤める20代から30代の社員560人を対象に、「ゆるブラック」の実態についてアンケート調査を実施しました。
ホワイト企業社員の半数以上が「成長を実感していない」!?
調査結果によると、現在の会社で「成長を感じている」と回答した人は全体の55%にとどまりました。一方、「成長を感じない」と回答した人は15.3%という結果に。この「成長を感じない」と回答した層こそが、「ゆるブラック」を感じている可能性が高いと考えられます。
「成長を感じない」理由とは?
「成長を感じない」と回答した人たちに、その理由を聞いたところ、最も多かったのは「給料が上がらないから」でした。給料は会社からの評価を明確に示す指標の一つですが、給与が上がらないことで、自分の成長を実感できないという現状が浮き彫りになりました。
2位は「誰でもできる業務と感じるから」、3位は「ルーティンが多いから」と続き、上位3つの理由はいずれも業務内容に関するものでした。経験の浅い社員は、比較的簡単な業務を任されることが多いですが、それが原因で成長を実感できないと感じている人が多いことがわかります。
仕事観は「仕事とプライベートのバランス」重視が圧倒的!
今回の調査では、20代と30代の社会人にとっての仕事観について、複数回答でアンケートを実施しました。その結果、「仕事とプライベートのバランスを重視したい」という回答が382人と、圧倒的に多いという結果に。
「ゆるブラック」は、一概に悪い環境とは言えません。ワーク・ライフ・バランスを重視したい人にとっては、むしろ好ましい環境と言えるかもしれません。
専門家:曽和利光氏に聞く「ゆるブラック」への対処法
今回の記事では、人材の専門家である曽和利光氏に「ゆるブラック」と感じてしまう原因や対処法についてインタビューを行いました。曽和氏は、企業側の責任だけでなく、働く側の心持ちも重要であると指摘しています。
「ゆるブラック」と感じてしまう原因は、会社や上司、仕事内容など様々な要因が考えられます。しかし、自分自身で積極的に行動することで、やりがいを見出し、成長につなげることが可能だと曽和氏は話しています。
まとめ:自分自身の成長は自分自身で掴む!
今回の調査結果から、ホワイト企業であっても、「ゆるブラック」を感じている人は少なくないことがわかりました。企業側にも働き方改革の更なる推進や、従業員の成長を支援する取り組みが求められます。
しかし、同時に、自分自身で積極的に行動し、学び続け、成長実感を得る努力も必要です。自分自身の成長は、自分自身で掴むものだということを意識することが重要です。
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