鈴木しおりアナの戦争記録
2015-09-03 17:28:25
鈴木しおりアナ、祖父の戦争体験をたどり70年前の真実を解き明かす!「テレメンタリー」で9月放送
戦争の爪痕と記録の消滅、そして伝え続けることの大切さ
メ~テレアナウンサー鈴木しおりさんが、祖父の戦争体験を追ったドキュメンタリー番組『テレメンタリー2015「シリーズ戦後70年⑩焼かれた名簿 残された手記~祖父の左腕を追って~」』が9月に放送されます。
番組では、鈴木さんが、戦争で左腕を失った祖父の足跡をたどる様子が描かれています。祖父の遺品や資料を丹念に調べ、祖父の所属していた歩兵第18連隊(愛知県豊橋市)の集合写真や、切断された左腕の写真を発見。さらに、愛知県に問い合わせる中で、戦時名簿が終戦直後に焼却処分されていた事実を突き止めます。
公式な記録が欠落する中、鈴木さんは民間の記録である18連隊の戦記や手記を頼りに、祖父の軍歴を調査。豊橋市の図書館で、祖父の所属部隊に関する書籍や、祖父自身の手記を発見するに至ります。
埋もれゆく歴史、そして未来への継承
番組は、国による戦争記録の扱いのずさんさ、そして、個人の記録でさえ、時間の経過とともに失われ消滅していく現実を浮き彫りにします。鈴木さんが祖父の手記を発見したことは、まさにその現実を象徴する出来事と言えるでしょう。
手記という、かけがえのない個人の記録。しかし、その意味と価値を知る人がいなくなれば、それはただの紙切れとなり、埋没してしまいます。番組では、生きた証言者の減少という、戦争体験の伝承における大きな課題も提示しています。
未来へのメッセージ
戦後70年。戦争体験を語り継ぐ担い手は減り続け、貴重な記録も失われつつあります。この番組は、単に過去の出来事を追体験するだけでなく、未来へのメッセージを込めた作品です。
鈴木しおりアナウンサーの、祖父への深い愛情と、歴史への真摯な向き合い方が、視聴者の心に深く響くことでしょう。戦争を知らない世代にとって、この番組は、過去を深く理解し、未来へ繋げるための重要なきっかけとなるはずです。
番組を通して、戦争の悲惨さを改めて認識し、平和の尊さを再確認する機会となることは間違いありません。そして、個人の記録の重要性、そして記録を未来へ繋げていくことの大切さを改めて考えさせられるでしょう。
番組概要
タイトル:テレメンタリー2015「シリーズ戦後70年⑩焼かれた名簿 残された手記~祖父の左腕を追って~」
制作局:名古屋テレビ放送株式会社(メ~テレ)
担当プロデューサー:城田達康、村瀬史憲
担当ディレクター:依田恵美子
* 出演:鈴木しおり(メ~テレアナウンサー)
この番組は、単なる歴史番組にとどまらず、一人ひとりが歴史と向き合うことの重要性を訴えかける、感動的なドキュメンタリーです。9月の放送をぜひご覧ください。
会社情報
- 会社名
-
名古屋テレビ放送株式会社
- 住所
- 愛知県名古屋市中区橘2-10-1
- 電話番号
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052-331-8111