商船三井、低炭素海上輸送を実現する新プログラムを開始

商船三井、低炭素海上輸送プログラムの発表

商船三井ロジスティクス株式会社（以下、「当社」）は、持続可能な海運を目指して新たなプログラム「BLUE ACTION NET-ZERO ALLIANCE」に参加することを発表しました。このプログラムは、商船三井グループが取り組むネットゼロ・エミッションの実現に向けたものであり、環境負荷の低減とともに、海上輸送における代替燃料の利用拡大を強く推進しています。

プログラムの目的と内容

この新たなプログラムは、海上輸送を利用する企業がScope3削減に寄与することを目指しています。商船三井は、2024年2月にオランダのスタートアップ企業123Carbon B.V.と連携して、代替燃料を用いた低炭素航海の環境属性をデジタル証書として取引できるプラットフォームを開発しました。この取り組みにより、企業は実際の航海にかかわらず、柔軟に低炭素化を進めることが可能になります。

取引の仕組み

「BLUE ACTION NET-ZERO ALLIANCE」で取引されるデジタル証書には、商船三井グループの船隊による低炭素航海の特定の環境属性が記載されており、これによりお客様はGHG排出削減量データを利用でき、統合報告書に反映させることができます。このデジタル証書はブックアンドクレーム方式で取引されるため、お客様は物理的に航海に参加しない場合でも、取引対象の航海からの環境貢献を報告可能です。

代替燃料の調達と今後の展望

商船三井グループは、デジタル証書の売上収益を基に代替燃料を調達し、これを実際の海上運航に使用する燃料として置き換えていきます。この新プログラムは、商船三井グループの「環境ビジョン2.2」の一環であり、ネットゼロ達成に向けたビジネスモデルを構築する具体的な取り組みのひとつです。当社は今後もGHG排出量の削減に向けた取り組みを継続し、お客様と共に持続可能な社会の実現を目指してまいります。

まとめ

商船三井の新しいプログラムによって、企業は自社の環境対策を強化し、持続可能な開発に寄与することが可能となります。このプログラムは、企業にとって大きなビジネスチャンスとなるだけでなく、持続可能な社会の実現にも寄与する重要なステップと言えるでしょう。より詳細な情報については、商船三井の公式ウェブサイトをご覧ください。