シンガポールのTWMがSAP社の新しいERP認定を取得

株式会社カナミックネットワークの子会社、The World Management Pte. Ltd.（以下、TWM）は、シンガポールにおいてSAP社のクラウド型ERP「GROW with SAP」の取り扱いパートナーとして正式に認定されました。これにより、TWMは新たに多様な顧客に向けた迅速かつ質の高いサービスを提供する体制が整いました。

認定取得の意義と背景

SAPは世界的に有名なERPソフトウェアのプロバイダーであり、その製品は企業の業務改善において重要な役割を果たしています。TWMは、SAPが求める知識と経験、過去の実績をもとに、この認定を得ることができました。これからは、シンガポール国内の顧客に対してGROW with SAPを使用した販売、開発、運用、そして保守サービスを提供することが可能となります。

従来のSAP Business Oneの販売に加えて、GROW with SAPの導入により、より大規模な企業へのサービス提供が実現します。これにより、TWMは新しいビジネスチャンスを得ると同時に、シンガポール政府が推進するクラウドファースト戦略の一翼を担うことが期待されています。

GROW with SAPの特徴

GROW with SAPは、SAP S/4HANA® Cloud Public Editionを基盤としているため、短期間での導入が可能です。これは業界標準に基づいたベストプラクティスを迅速に活用できる仕組みになっており、企業のニーズに合わせた柔軟なシステム構築が可能です。特に中小企業においては、クラウド型ERPの導入による高額な初期投資を避けつつ、必要に応じてシステムを拡張できる点が魅力です。

さらに、業界別のベストプラクティスが事前に組み込まれているため、顧客の業務プロセスをカスタマイズなしで最適化することができます。万が一特定の業務プロセスにカスタマイズが必要な場合でも、TWMの専門家がその支援を行い、独自システムの開発から導入までをサポートします。

45周年を迎えるTWM

1980年に設立されたTWMは、ERP導入に特化したITコンサルティング企業として、長い歴史を持っています。創業以来、多くの顧客に対してSAP Business Oneを用いたサービスを提供し、蓄積した経験を今度はGROW with SAPに活かします。この新たな認定がもたらすビジネス拡大により、TWMはさらなる成長を目指すことになります。中小規模から大規模な顧客への提案と販売が可能となることで、より多くの企業が先進的なクラウド型ERPの恩恵を受けられるようになります。

TWMの今後の展望

今後、TWMはGROW with SAPを通じて、シンガポール国内での存在感をさらに強化する上で、安定した収益モデルを築いていくことでしょう。また、企業運営におけるデジタルトランスフォーメーションの支援を積極的に行い、顧客の業務効率化を図るとともに、地域経済の発展にも貢献していくことが期待されます。今後のTWMの展開に注目です。