『マネーフォワード クラウド会計』と『バクラク』の連携
株式会社マネーフォワードは、同社のクラウド会計ソフト『マネーフォワード クラウド会計』において、業務効率化を目指す『バクラク』との仕訳API連携を実施しました。この連携により、経理業務の効率化がさらに進むことが期待されています。
API連携の概要
新たに実装された仕訳API連携により、『マネーフォワード クラウド会計』と株式会社LayerXが手掛ける『バクラク』のいくつかのサービス、特に『バクラク請求書受取』と『バクラク経費精算』とのデータのやり取りがスムーズに行えるようになりました。具体的には、マネーフォワードのAPIを通じて、勘定科目、補助科目、税区分、取引先、部門といったマスタデータの同期が可能に。
この連携は、一度の操作で行えるため、手作業でのミスが削減され、経理業務の作業負荷が大幅に軽減されるのです。これまでは手間がかかっていた作業も、ワンクリックで完了するという利便性が加わることで、業務の効率性が飛躍的に向上します。
今後の展開
マネーフォワードは現在進行中のプロジェクトとして、『マネーフォワード クラウド会計Plus』に対する『バクラク』の仕訳API連携の開発も進めており、これが今秋にリリースされる予定です。この取り組みを通じて、バックオフィスのSaaSとしての機能を強化し、他のサービスとのデータ連携の効率化も目指しています。
『バクラク』の特長
『バクラク』は、稟議、経費精算や法人カード、請求書に関する業務プロセスをクラウド上で効率化するサービスです。AI技術を活用したこのサービスは、手動入力や紙書類の管理から脱却し、従業員がよりコア業務に集中できる環境を提供します。現在、10,000社以上の企業がこのシステムを導入し、生産性向上に貢献しています。
『マネーフォワード クラウド会計』の特徴
『マネーフォワード クラウド会計』は、法人決算を効率化することを目指したクラウド会計ソフトです。取引の入力や仕訳の自動化によって、従来時間を要していた業務を短縮します。また、税法改正や消費税の変動にも自動アップデートで対応しており、インボイス制度や電子帳簿保存法にも準拠しています。
株式会社LayerXとマネーフォワードの取り組み
株式会社LayerXは、業務効率化を目的としたクラウドサービス『バクラク』の開発や運営を行っており、Fintech事業やAI関連のサービスにも力を入れています。一方、株式会社マネーフォワードは、バックオフィスやファイナンスの効率化を追求する企業として、デジタル化を進める企業の力強いパートナーとなっています。
今後も両社のコラボレーションが生み出す新たなサービスやデータ連携により、ビジネスの変革が進むことでしょう。