現役高校生が考える人生のピークは20歳前?それとも後?
近年、特に若者の間でのアイドルやインフルエンサーへの憧れが高まっています。この流れの中で、SNSで著名になる中学生やスポーツで活躍する高校生も多く見られます。しかし一方で、彼らが10代でキャリアのピークを迎え、その後は挫折してしまう現実も存在します。これまでの経験から、人生のピークに対する考え方は様々です。
そんな中、10代の現役高校生を対象に人生のピークに関するアンケート調査が行われました。全国の高校生565名を対象にした調査結果をご紹介します。
1. 高校生の53.5%が人生のピークを「20歳より前」と考える理由
アンケートの結果、53.5%の高校生が「20歳より前がピーク」と回答しました。この意見が多数を占める背景には「青春」という言葉が大きく関与しています。多くの高校生が「青春がつまっているから」「JK(女子高校生)が一番青春」といった感情を表に出しています。青春という短い時期の価値を重視する高校生たちは、年齢を重ねるごとにその貴重さが失われると感じているようです。
「全てが新鮮で初々しいから」という考えも多く、「若いうちは全てが初見。その感動はきっといましか感じられない」と述べる大学生のような意見もありました。
また、「進学などでほとんどの人生が決まる」と考え、「20歳より前の時期にこそ多くの人と出会い、別れを経験し、人生の基盤が形成されていく」と考える生徒もいるようです。20歳前の出来事がその後の人生に大きな影響を与えると感じる若者が少なくないことが伺えます。
2. 「20歳より後」が人生のピークという意見も
それとは逆に、46.5%の高校生たちは「20歳より後が人生のピーク」と考えています。この世代からの声には「お金を稼いで、自由に使えるようになるから」「成人としての権利を手に入れるから」といった意見が目立ちました。成熟した大人としての権利を持つことが、新たな可能性をもたらすと捉えているようです。
また、20歳になると、運転免許やアルコールの飲酒が可能になり、特に男子高校生からはこの特権に魅力を感じる声も多く聞かれました。「車でいろんな場所に行けること」や「お酒を楽しめること」の存在が、彼らにとって新しいライフスタイルの一部になっています。
さらに、「人生のイベントが多くなるから」や「結婚・出産といった転機が多く待っている」といった意見も多く、20歳以降の日々が新たな楽しさをもたらすと考える高校生もいます。「20歳を過ぎると、人生のイベントが多い」との声も聞かれ、20歳以降の人生に期待を寄せていることが分かります。
結論
この調査から分かるのは、高校生たちがそれぞれ異なる視点で人生のピークについて考えているということです。年齢や経験を重ねることによって見える世界が異なるため、20歳前をピークと位置付ける高校生も多い一方で、大人の成人になってからの人生の充実感を重視する高校生も存在します。
これらの回答は、今後のマーケティングや社会の動きに大きな影響を及ぼすことでしょう。若者の価値観や人生のピークについての理解が、今後の社会や企業戦略の形成にも寄与することを期待しています。詳しい調査内容は
ワカモノリサーチの公式サイトでご覧いただけます。