大森健雄氏、サステナブル投資のエンゲージメントリードに就任

大森健雄氏の新たな挑戦



2023年7月1日、大森健雄氏が一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパンのエンゲージメントリードに着任しました。彼はこれまでのキャリアで豊富な経験を積んでおり、特に気候変動とサステナブル投資に関する専門知識に秀でています。この組織は、企業が脱炭素化を進めるための取り組みを支援することを目的としています。

大森氏は、これまでに信託銀行やアセットマネジメント会社で25年以上にわたる運用業務に従事し、ESGエンゲージメントや議決権行使においても重要な役割を果たしてきました。特にアセットマネジメントOneでは「Climate Action 100+」の設立時から関与し、日本の自動車業界に対して国際的な投資家との共同エンゲージメントを推進しました。

エンゲージメントの重要性


大森氏は、コーポレート・アクション・ジャパンでの役割について次のように述べています。「現在、日本の大手企業はTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に基づく開示や脱炭素目標の設定を行っています。しかし、今後は各企業やセクターが具体的な技術や経営戦略に基づいてカーボンニュートラルを実現する段階に入っています。この点を踏まえ、我々は気候変動対策における実装レベルのエンゲージメントを進めていく必要があります。」

大森氏が強調するのは、気候変動対策が企業価値に直結しているという考え方です。彼は「気候変動は中長期的に企業の評価に影響を及ぼす」と警鐘を鳴らし、企業がサステナブルであり続けるためには、気候変動への対応が今や喫緊の課題であると述べています。

コーポレート・アクション・ジャパンの活動


2022年に設立されたコーポレート・アクション・ジャパンは、特に鉄鋼や自動車などの温室効果ガス排出が多いセクターにおいて、株主として企業との建設的な対話を行っています。大森氏を迎えることで、さらに組織力を強化し、企業価値の向上と同時に温室効果ガスの排出削減を推進していく方針です。

コーポレート・アクション・ジャパンは、株主アドボカシーを通じて日本企業への影響力を高め、2050年までのネットゼロ社会の実現に向けて貢献することを目指しています。今後、大森氏の手腕によって、さらなる成果が期待されます。

公式ウェブサイト


詳しい情報は、コーポレート・アクション・ジャパンの公式ウェブサイトを参照してください。彼らの活動を通じて、より良い未来を模索していくことが求められています。

会社情報

会社名
一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパン
住所
東京都港区虎ノ門虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
電話番号
03-6807-3630

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