床面ひび割れ検知ロボット「Floor Doctor」が国土交通省「NETIS」に登録!
株式会社イクシスは、2024年7月16日付で、同社の床面ひび割れ検知ロボット「Floor Doctor」が国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたことを発表しました。
「NETIS」とは、国土交通省が新技術の活用を促進するため、新技術に関する情報の共有・提供を目的としたデータベースシステムです。登録された技術は、政府が利用を推奨しており、公共工事の施工者が登録技術を活用した場合、工事成績評定において加点の対象となります。
「Floor Doctor」は、AIを活用したコンクリート床面ひび割れ調査システムで、物流倉庫、橋梁、ビル、体育館など、さまざまな施設の床面ひび割れを効率的に検知することができます。
「Floor Doctor」が解決する課題
従来、物流倉庫等の建設現場では、完成検査におけるコンクリート床面のひび割れ検査に多大な労力がかかっていました。特に大規模な施設では、短期間で全面的な検査を行うために、多くの人員が必要でした。また、目視検査は属人化しやすく、検査結果にばらつきが生じるという課題もありました。
「Floor Doctor」は、誰でも簡単に操作できる装置であり、高精度な画像を取得することが可能です。これにより、検査工程の効率化と品質の向上を実現し、人手不足解消にも貢献します。
「Floor Doctor」の主な特徴
- - AR (拡張現実) を活用し、誰でも簡単に操作可能
- - 撮影した場所をリアルタイムで可視化し、撮影漏れを防止
- - 数千~数十万㎡のコンクリート全面のAIによるひび割れ検知および図面化が可能
- - 現場撮影時間は1グリッド(10m×10m)あたり約15分
- - 損傷マップ、損傷ヒートマップの出力
- - DXF重畳図、PDFひび長さ表示、ひび集計表もオプションで対応可能
株式会社イクシスの概要
株式会社イクシスは、「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションとし、ロボットやAI・XR、3Dデータソリューションを連携したサービスの社会実装により、社会・産業インフラ業界のDX支援、そして社会課題の解決への貢献を目指しています。
「Floor Doctor」の今後の展開
「Floor Doctor」は、NETIS登録によって、公共工事での活用が促進されることが期待されます。今後も、イクシスは、技術革新と社会実装を通じて、建設業界のDX化を加速させていく予定です。