住友ベークライトが新たな市場を開拓する「ツインカーボ®」
住友ベークライト株式会社は、ポリカーボネート製の中空シート「ツインカーボ®」の受注を開始することを発表しました。この商品は、AGC株式会社およびその子会社であるAGCポリカーボネート株式会社からポリカーボネート事業を譲受したことから生まれた新製品です。2025年10月20日からの受注と10月31日出荷が予定されています。
ツインカーボ®の特徴
ツインカーボ®は、特殊な技術を使ってポリカーボネートを一体成形した中空構造シートです。この独特な構造により、同じ厚さの従来のポリカーボネートに比べて、約1/5という驚異的な軽さを実現しています。この軽量性はさまざまな用途に適しており、特にデータセンター向けの需要が高まっています。
その軽さだけでなく、ツインカーボ®は空気層から生じる優れた断熱・保温効果を持っています。これにより、エネルギー効率を高めることが可能で、データセンターなどの環境で必要とされる安定した温度管理にも寄与します。「ツインカーボ®」はその特性のおかげで、今後の市場でも多くの注目を集めることが期待されています。
データセンター用シートとしての可能性
昨今、データセンターの需要は高まり続けており、管理された環境での冷却が求められています。ツインカーボ®の断熱能力は、データセンターにおける熱管理やエネルギー消費において非常に重要な役割を果たします。特に冷却システムとの連携で、その効果を最大限に引き出し、運用コストを削減できる可能性があります。
住友ベークライトは、ツインカーボ®を様々なカラーバリエーションで提供し、選択肢の幅を広げます。カラーチャートをご確認いただくことで、実際のサンプルも手に入るので、色味を確認した上での発注が可能です。色や規格が異なる製品に興味がある方は、製品のホームページあるいはお問い合わせを通じて、詳しい情報を得ることができます。
まとめ
住友ベークライトが新たに展開する「ツインカーボ®」は、ポリカーボネート製の中空シートとして、今までにない軽さと断熱性を兼ね備えています。データセンター向けの新しいソリューションとして、今後の成長が楽しみな製品です。多様なニーズに応えるこの製品は、確実に多くの業界に新しい風を吹かせることでしょう。
製品に関する詳細情報や規格についてのお問い合わせは、住友ベークライト株式会社の産業機能性材料営業本部までお気軽にどうぞ。電話番号は03-5462-8700で、こちらの
お問い合わせフォームからも受け付けています。
この新商品によって、住友ベークライトのポリカーボネート事業はさらなる進化を遂げ、様々な業界に新しい可能性を提供することでしょう。