宇多田ヒカルの新写真集『NINE STORIES』、多彩な視点が織り成す魅力を紹介

新たな魅力を切り取る『NINE STORIES』

本日、代官山の蔦屋書店にて、宇多田ヒカルの新しい写真集『NINE STORIES』がついに発売されました。この写真集は、彼女の全国ツアー「SCIENCE FICTION TOUR 2024」をテーマにしており、9人の異なる写真家がそれぞれの視点から宇多田の姿を捉えています。

この作品には、木村和平や鈴木親、細倉真弓など、現代の著名な写真家たちが参加し、各自が独自のアプローチで彼女の魅力を表現しています。写真集は9冊のセットとして販売されており、特別なレンチキュラーBOX仕様となっています。これにより、視覚的にも楽しませてくれる一冊となっています。

各写真家の独自の視点

本書では、「覗見」「断片(part of)」「身体性」「溢光」「関係性」「自己投射」「カレイドスコープ」「同時性」「存在」というテーマに沿って、それぞれの写真が構成されています。各公演地で収められた写真は、各写真家が宇多田の魅力をどのように解釈したのかを示しています。

例えば、木村和平による「覗見」は、観客として彼女を見つめる新しい視点を提供し、鈴木親の「断片(part of)」では彼女の一部を切り取った瞬間が印象的です。これらの作品は、従来のライブ写真とは一線を画し、鮮烈な印象を与えます。

記念写真展も開催中

現在、神保町のNew Galleryでは、写真集の発売を記念した写真展が開催されており、参加した9人の写真家によるオリジナルプリントが展示されています。連日多くの来場者が訪れ、その作品の価値を再認識しています。展覧会は3月30日まで開催されるので、ファンはぜひ足を運んでみてください。

ポップアップイベントも注目

また、代官山の蔦屋書店では、ポップアップイベントも実施中です。ここでは、関係者が選んだ宇多田ヒカルの作品を基にしたアパレルアイテムや限定グッズも販売されており、ファンにとっては見逃せない機会となっています。このイベントは4月3日まで続く予定ですので、ぜひお立ち寄りください。

未来に残るアートとして

このプロジェクトは、宇多田ヒカルの25周年を祝うものであり、その過程で写真を通じて彼女の物語を伝えています。また、各写真家の視点によって切り取られた瞬間が、今後も彼女の音楽とともに語り継がれていくことでしょう。『NINE STORIES』は、単なる写真集にとどまらず、宇多田ヒカルという存在を後世に残す意義深い作品でもあります。彼女の音楽と写真が交錯したこの一冊を手に取り、視覚的な旅を楽しんでください。