世田谷と「common」連携
2025-06-19 16:19:19

世田谷区と連携した地域コミュニティアプリ「common」の展開と成果

近年、地域コミュニティの活性化が求められる中、世田谷区と東急株式会社は「地域コミュニティアプリ『common』を用いた連携に関する協定」を締結しました。この目新しい取り組みは、アプリの導入を通じて地域住民の参加を促進し、コミュニティの強化を目指しています。

「common」は2021年にサービスを開始し、地域住民同士が情報を共有するための強力なプラットフォームとして機能しています。ユーザーは、地元の出来事や魅力的なスポットを投稿したり、不要品を譲り合うことができるなど、多彩な機能を利用可能です。これまでに20万件以上がダウンロードされ、昨年度のコミュニケーション数は100万件を超えています。これにより、地域内での助け合いを通じた自律的なコミュニティが急速に醸成されています。

世田谷区では、これらの機能を活用することで、地域住民が防犯や防災、子育てなどの重要な情報にアクセスしやすくなる仕組みが確立されつつあります。昨年度には、一部のまちづくりセンターで公式アカウントを作成し、地域情報の発信に成功。特に、古着・古布の回収イベントでは、過去最高の参加人数と収集量を達成し、アプリが情報発信の新しい手段として効果を発揮しました。

これにより、従来の掲示板や回覧板に代わる手段として、リアルタイムで情報にアクセスできる利点が生まれました。今後は、全28箇所のまちづくりセンターで公式アカウントを順次作成し、さらに情報発信を強化する予定です。加えて、区民への呼びかけを行い、パンフレットやポスターを通じて利用を促進します。さらに、不要品をスムーズに手放すための「commonボックス」を設置し、持続可能な資源循環を支援する取り組みも進められています。

また、「common」アプリは単に情報のやり取りをするだけでなく、地域内の子育てや環境問題、町内会活動など、多岐にわたるニーズに対応することが期待されています。これからも双方の連携を通じて新しい利用方法の模索が続くでしょう。アプリが地域住民同士のコミュニケーションをより豊かにし、持続可能な地域づくりを支えるプラットフォームとしての役割を果たすことを目指します。

この取り組みは、単なるアプリ提供に留まらず、地域住民が自らの手でまちづくりに関与できる環境を整えている点が特筆されます。地域の方々が積極的に参加し、意見交換を行うことで、世田谷区のさらなる発展に寄与することが期待されています。「common」はまさに、未来の地域社会を築くための重要なツールと言えるでしょう。

もちろん、アプリのさらなる機能拡充やUI/UXの改善も視野に入れ、地域住民のニーズに応じた進化が求められるでしょう。世田谷区とともに歩むこのプロジェクトは、多くの住民の協力のもと、地域に根ざした持続可能な発展を目指します。


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会社情報

会社名
東急株式会社
住所
東京都渋谷区南平台町5番6号
電話番号
03-3477-0109

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