エスティローダー、LGBTQIA+インクルージョン推進でゴールド認定を獲得

エスティローダーカンパニーズジャパンが、LGBTQIA+ に関するインクルージョン（包括性）の分野で高い評価を受け、業界のリーダーとしての地位を確立しました。「PRIDE指標」という、企業向けのインクルージョンを評価する指標において、初めての応募で最高評価となるゴールド認定を獲得しました。この評価は、一般社団法人「Work with Pride」が策定したものであり、企業の取り組みを5つの観点から評価します。

PRIDE指標とは？

「PRIDE指標」は、Policy（行動宣言）、Representation（当事者コミュニティへの代表）、Inspiration（啓発活動）、Development（人事制度・プログラム）、Engagement/Empowerment（社会貢献・渉外活動）の5つの要素から構成されています。エスティローダーは、これらの要素すべてにおいて高い評価を得ることができました。これは同社が推進する「インクルージョン、ダイバーシティ、エクイティ」の理念に基づいた継続的な取り組みが実を結んだ結果と言えるでしょう。

持続可能な取り組み

エスティローダーカンパニーズは、すべての社員が性別、性的指向、ジェンダーアイデンティティに関わらず「尊重され、認められ、自分らしく働ける」環境を提供するために、次のような施策を導入しています。まず、LGBTQIA+ に特化した社員リソースグループ「wELCome」を立ち上げ、社内の理解促進やネットワーキングを目的とした活動を行っています。さらに、「結婚に関するガイドライン」を導入し、同性及び事実婚パートナーを法的配偶者と同等に扱う支援制度の拡充にも取り組んでいます。

コミュニティとの連携

地域への貢献として、エスティローダーはTokyo Prideに参加し、2025年には社員が「すべての人にインクルーシブな未来を」というテーマのもとでパレードに加わります。また、M·A·C Cosmetics では専用ブースを設け、クリエイティブなメイクアップサービスを提供することが予定されています。この取り組みは、地域コミュニティとの連携を強化するとともに、LGBTQIA+ の理解を深めることを目指しています。

企業のビジョン

エスティローダーカンパニーズジャパンの社長、ジェームズアクィリナ氏は、「私たちのビジョンは、世界で最もインクルーシブなビューティカンパニーであることです」と述べています。「多様なバックグラウンドを持つ人々に選ばれる会社であり続けるため、社員一人ひとりの努力と情熱が結集していると感じています。この受賞は、私たちが誰もが尊重され、多様性が生かされる未来を築いていくための願望とコミットメントの証しです」と、今後も高い目標を掲げています。