ハンガリー国立大学医学部卒業生がついに医師国家試験合格の快挙！

ハンガリー国立大学医学部からの日本人卒業生が、医師国家試験に見事合格しました。この合格は、日本とハンガリーの教育交流の成果であり、今後の医療業界にも大きな影響を与えることでしょう。

2006年に設立された一般財団法人ハンガリー医科大学事務局（通称HMU）は、東京都新宿にて、ハンガリーの4つの医学部—センメルワイス大学、セゲド大学、ペーチ大学、デブレツェン大学—に日本人学生を送り込み、これまで300人以上の学生がここで医学を学びました。昨年の卒業生の中からは、7名が初めてEU医師免許を取得し、そのうちの6名が日本に帰国しました。このうち4名は、2024年2月に行われた日本の医師国家試験に見事合格し、4月から2年間の初期研修を開始する運びとなります。

ハンガリーの医学部は、19世紀半ばからEUにおける医学教育の中心地とされ、世界中から学生を集める特徴を持っています。一般的な肉体的及び精神的健康に関心が高い日本人学生にとって、ハンガリーでの医師育成プログラムは非常に魅力的です。ハンガリーで取得した医師免許は、EU諸国すべてで有効とされているため、卒業生は幅広いキャリアの選択肢を持つことができます。

近年、日本における医学部の入試制度は非常に競争が激しく、受験生にとってのハードルは未だ高いままです。医療業界全体の改革が求められている中、昨年11月には日本政府とハンガリー政府が、ハンガリーで医学を学ぶ日本人学生への奨学金提供について合意しました。この取り組みは、今後の若者たちにたくさんの新たなチャンスを提供することが期待されます。

このような成果を祝う形で、HMUは3月24日午後6時より、東京・新宿のハイアットリージェンシーホテルにて合格者の祝賀会を開催します。この機会に、医療界の新たな希望たちを祝福し、彼らが日本の医療界で重要な役割を果たしていくことを期待しましょう。

日本とハンガリーの医学教育の交流は、今後ますます盛んになることが予想されています。新たな医師たちの登場に期待が寄せられる中、世界的に影響力を持つ医療の発展に貢献していくことが求められています。