百貨店が促進する家族の絆！川柳で愛を伝えよう

全国百貨店が開催する新たなキャンペーン、「全国百貨店けんすいまく川柳」が注目を集めています。この企画は「親・子・孫への贈りもの」というテーマで、普段口に出せない家族への感謝や愛情を川柳という短い詩の形で表現することを目的としています。最初のキャンペーンは、2009年の8月から9月にかけて行われ、全国96社244店舗が参加。今回は、特に伊勢丹グループの新宿店を含む店舗が中心となり、入選作品をキャンペーンシーズンの10月にかけて発表予定です。

この取り組みの特徴は、懸垂幕を利用する点にあります。通常、懸垂幕は商品の告知や催事の案内など、販売促進のために使用されますが、それを地域の人々とのつながりを深めるために活用するのは業界でも初めての試みです。壁面に設置された懸垂幕には入選作品が掲示され、消費者は偶然に作品を目にすることで、百貨店との心のつながりを感じることができるのです。

百貨店業界のリーダーとして知られる伊勢丹は、ブラシで絵を描くように川柳という形で温かいメッセージを送り出し、家族同士の対話を促進したいと考えています。この川柳を通じて、贈り物の持つ意味が再認識されることでしょう。誕生日や母の日、父の日、こどもの日など、特別な日に添えられる言葉が、普段のコミュニケーションのきっかけとなることを願っています。

応募方法は簡単で、全国百貨店協会が用意した専用ハガキを用意するか、協会の公式HPからオンラインで参加できます。応募を受け付ける場所は伊勢丹新宿店や各支店の店内案内カウンターと、非常に身近です。このキャンペーンに参加することで、家族への思いを形にし、他の参加者とその思いを分かち合うことができます。

この試みは、単なるショッピングの場を越え、家族との絆を育む「場所」としての新しい役割を百貨店に与えるものです。顧客が百貨店で買い物をする際、ただ物を選ぶのではなく、その暖かい思いや情感を感じ取ってもらうのが狙いです。川柳というシンプルな形の表現を通し、百貨店がそのコミュニケーションの一端を担うことを期待するこのキャンペーンが、どのように全国に広がっていくのか、今後の展開が楽しみです。家族同士のコミュニケーションを豊かにする『全国百貨店けんすいまく川柳』に、ぜひあなたも参加してみてはいかがでしょうか。