生成AI「ピアス」の効果
2026-03-19 17:36:25

ふたば薬局における生成AI「ピアス」の導入実績を徹底解剖

ふたば薬局における生成AI「ピアス」の導入実績を徹底解剖



新潟県新潟市に位置するふたば薬局は、薬歴作成の効率化を目指し、生成AI薬歴アシスタント「ピアス」を導入しました。このシステムは、電子薬歴Musubiと連動する形で約1年間の実証運用が行われ、その結果、薬歴作成時間を45%削減することに成功したのです。具体的には、薬歴の作成にかかる時間が220秒から120秒に短縮され、年間で約277.8時間、つまり34.7日相当の業務余力が生まれたという驚異のデータが示されました。

背景:薬歴業務がもたらす負担



医師から処方された薬を正確に記録し、適切な服薬指導を行うことは薬剤師の重要な役割ですが、その作業には多くの時間がかかります。調剤報酬の改定が進む中で、薬剤師が対人業務に充てる時間が圧迫され、残業が増えるというジレンマが存在。一方で、薬歴は調剤報酬請求に不可欠であり、対人業務の重要性が増す中で記録作業の負担は増しているのが現状です。

薬歴を急いで書いた場合、その質が低下することも少なくありません。特に、患者との会話後すぐに記録することができないと、後で修正を試みる際に記憶の曖昧さが影響してきます。ふたば薬局では、年間1万枚もの処方箋を受け付けていて、その負担は大きなものでした。

導入の決め手:すでに使っているシステムとの併用



ふたば薬局が「ピアス」を選んだ背景には、既存の電子薬歴Musubiをそのまま使える点がありました。これにより、薬局は新たにシステムを導入する手間やコストをかけることなく、処方データとの連携で薬歴の質を向上させることができました。特許技術によるこのシステムは、服薬指導の内容を正確に記録しつつ、医薬品情報を取り入れたデータ生成が可能な点が高く評価されました。

具体的な成果と効果



1年間の運用結果として、ふたば薬局では薬歴1件あたりの作成時間が220秒から120秒に減少。これにより、薬剤師の業務時間は611.1時間から333.3時間へと大幅に減少しました。これまで記録作業に費やしていた時間を、患者のフォローアップや新たな対人業務に充てる余裕が生まれたのです。

この成果は、既存のシステムとの併用環境で得られたものであり、新たなシステムへの移行なしに効果を上げたことは、他の薬局にとっても参考となるでしょう。この独自の技術の導入により、ピアスは業界において新たな選択肢として注目されています。

実際のユーザーボイス



実際にこのシステムを活用している薬剤師たちの声も紹介されています。たとえば、ふたば薬局の管理薬剤師は、対話に集中しながらも、記録がほぼ完成した状態で手元に残ることで、記憶を頼りにする煩雑さから解放されたと語っています。また、生成AIならではの視点が、自分の薬歴作成スタイルを見直すきっかけにもなったそうです。さらにエリアマネージャーは、以前よりも確実に変換された記録のおかげで、フォローアップがしやすくなったと述べています。

今後の展望



株式会社ロジロジは、今後も対応する電子薬歴の範囲を広げ、多くの薬局がピアスを導入できるよう努めていくとのこと。また、薬剤師の業務支援のため、さらなる機能開発も進行中です。これからの進展に期待が高まる中、薬局間の負担軽減に貢献する技術の重要性はますます増していくものと考えられます。

今後の展開に注目し、各薬局がどのようにこの革新的な技術を活用していくのか、心より期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社ロジロジ
住所
茨城県つくば市吾妻2-5-1つくば産業振興センター1階
電話番号

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