子どもたちの心温まる挑戦が実を結ぶ
2024年9月27日、日本財団ビルで開催された「社会的養育地域支援ネットワーク 設立記念フォーラム」において、特定非営利活動法人キリンこども応援団が運営するフリースクール「キリンのとびら」に通う子どもたちが手がけた子どもカフェ「お福wapi」が大成功を収めました。このイベントでは、手作りのクッキー80箱が完売し、参加者たちに幸せを“お福分け”しました。
お福wapiとは
「お福wapi」という名前には、「今、笑顔で過ごしている自分たちの幸せを分けたい」という思いが込められています。このカフェは、お福wapiを通じて、参加する子どもたち自身が自らの力で社会に貢献し、同時に自信を得る場にしたいという理念に基づいています。
イベントの概要
当日、子どもたちは分科会の休憩時間を利用して、手作りクッキーや温かい飲み物を販売しました。特に印象的だったのは、顔の表情をモチーフにしたクッキーです。「がんばる!」「おどろき!」「うれしい!」といったメッセージを込めたこれらのクッキーは、多くの参加者の心を捉えました。
参加者と子どもたちの交流
子どもたちは、チラシを配りながら来場者をお出迎えし、販売を通じて接客技術も学びました。売り上げに関心を持つお客様も多く、「頑張って!」という声もたくさんかけられ、励ましとなりました。初めての参加となる子どもたちにも多くの学びがあったようで、「これまでの先輩たちから学んだことが役立った」と感想が寄せられました。
自信をつけた子どもたち
また、イベント後には参加者に向けた活動紹介のプレゼンテーションも行われました。緊張感の中、初挑戦の子どもたちも堂々と自らの活動を発表。多くの拍手を受け、自信を増すことができたと喜びを語っていました。「みんなから褒めてもらえた」と、彼らの笑顔は期待以上の結果を示しました。
次への希望
キリンこども応援団の代表、水取博隆氏は、「参加した子どもたちの成長ぶりに感動しました。これからも子どもたちが自分の力を信じて成長できるよう、多くの挑戦を支援していきたい」と語っています。参加した子どもたちにとって、今回の経験は単なる成功に留まらず、将来の自立に向けての大きな一歩となったことでしょう。
今回のイベントは、社会的養育の重要性や、子どもたちの未来を育むことに対する再認識を促す機会となりました。また、地域の人々がどのように支え合っていくべきかを考える良いきっかけになったと思います。お福wapiの「お福分け」の理念が、これからも多くの人々に広がっていくことを願っています。
まとめ
社会的養育地域支援ネットワークの設立記念フォーラムで開催されたお福wapiの出店は、ただのクッキー販売ではなく、子どもたちが社会とのつながりを深め、仲間とともに成長する場でもありました。これからもキリンこども応援団は、多くの子どもたちに寄り添い、彼らの夢を応援していくでしょう。