「サザコーヒーロースター」新たな旅立ち
1969年に創業したサザコーヒーが、2024年10月1日より新たに「サザコーヒーロースター」として再出発します。茨城県ひたちなか市を拠点とし、豆の焙煎加工に特化したこの会社は、これまで以上の品質とバリエーションを提供することを目指しています。代表取締役社長に鈴木太郎氏が就任し、期待が高まっています。
新たなスタートの背景
サザコーヒーは、2019年に喫茶店経営部門と食品加工部門を分割し、経営を効率的に行うための改革を実施しました。この分社化は、新たに海外取引が始まる中で、会社の役割と認識を明確にするためでもありました。そうして誕生したのが、国際的な活動にふさわしい名前「サザコーヒーロースター」です。
歴史と発展
サザコーヒーは、創業以来多くの歴史を重ねてきました。最初の喫茶店「且座」をオープンした鈴木誉志男氏から始まり、1975年には焙煎を開始。89年にはひたちなか市に本店を設立し、1997年にはコロンビアにコーヒー農園を購入するなど、国内外でのビジネス展開を行ってきました。
特に、2022年には新工場を設立し、最新の焙煎機を導入。これにより、品質を向上させ、より多様なコーヒーを提供できるようになりました。
コーヒーの未来
サザコーヒーロースターでは、ゲイシャ品種を中心としたコーヒーの育種にも力を入れています。総計25ヘクタールの農地に80,000本のコーヒーが植えられ、品質の高い豆の生産を目指しています。また、茨城県内での研究・生産も行っており、地域の食文化の発展にも寄与しています。
経営体制の変更
2024年10月1日より、サザコーヒーロースターの体制も一新されます。これまで代表を務めていた鈴木誉志男氏が会長に、鈴木太郎氏が社長に就任し、今後の成長に向けた期待が膨らんでいます。また、サザコーヒー本体も、より良いサービスを提供するため体制を強化していく方針です。
おわりに
「サザコーヒーロースター」の公式ウェブサイトも開設され、初めてのコーヒー焙煎に特化した企業として、新たなスタートを切ります。今後の展開から目が離せません。おいしいコーヒーを楽しむための新たな選択肢が増えることを期待しています。