エアバスH160受注
2025-12-12 11:31:52

エアバスH160ヘリコプター、オーストラリアでの初受注を達成

エアバスH160、オーストラリアでの初受注を達成



エアバスは最近、オーストラリアでH160ヘリコプターを初めて受注したことを発表しました。この発注を行ったのは、大手物流及びサプライチェーン管理会社であるリンフォックス(Linfox)です。リンフォックスはこのH160を、オーストラリア全土にわたる旅客輸送に活用する予定です。これにより、リンフォックスがエアバスのヘリコプターを導入するのは今回が初めてとなります。

H160は、その優れた性能を示すために、オーストラリアで4週間のデモ飛行ツアーを行いました。このツアーでは、60回以上の飛行と2,000キロメートル以上の距離が記録され、デモは成功裏に終了しました。この結果は、H160がオーストラリアの複雑な運用環境に適していることを裏付けており、次世代ヘリコプターへのニーズがますます高まっていることを示しています。

リンフォックスの創業者であるリンゼイ・フォックス氏は、「私たちはエアバスの初のヘリコプターH160の導入を楽しみにしています。エアバスの安全性と信頼性を評価し、彼らとの長期的な関係を築くことを期待しています」と述べています。

エアバス・ヘリコプターズのグローバルビジネス担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、オリヴィエ・ミシャロン氏は、「リンフォックスがH160の性能を評価してくださったことを心から嬉しく思います。そして新たなお客様として迎えることに大変喜んでいます。オーストラリアでの初受注は、私たちにとって重要なマイルストーンであり、H160の運航開始を楽しみにしています。H160は、プライベートやビジネスを含むさまざまな運用において、救急医療サービス、警察、公共サービスなどにおいても特別なバリューを提供するでしょう」と話します。

H160は多用途な機体であり、救急医療サービスから救難救助、プライベート旅行、洋上輸送にまで幅広く寄与し、世界中で需要が急増しています。先進的な技術を搭載したH160は、最高水準の安全性と他のヘリコプターにはない快適性を提供することを目指して設計されています。最先端のヘリオニクス技術を搭載し、直感的なフライトコントロールにより、パイロットの作業負荷を軽減し、状況認識を高める設計がなされています。

さらに、H160の設計はキャビンの人間工学にも配慮されており、環境や地域社会への影響を低減しつつ任務遂行能力を向上させる工夫がされています。その一例として、革新的なブルー・エッジを搭載した主回転翼と特殊な尾部回転翼により、従来の設計モデルに比べて騒音を最大50%削減しています。

また、H160はサフラン社のアラーノエンジンを搭載しており、燃料効率を18%改善しました。さらに、持続可能な航空燃料(SAF)を最大50%使用しての飛行が認可されています。これにより、整備負担が軽減され、オペレーターにとっての稼働性とコスト効率が格段に向上しています。

多様でリスクの高い任務に対応可能なH160は、特に信頼性と柔軟性が優先される環境で一流の性能を発揮します。広々としたキャビンや優れた視界、素早い装備変更能力などを兼ね備え、多用途任務をこなす機体としての地位を確立しています。現在、H160は日本をはじめ、ブラジル、カナダ、中国、フランス、インド、韓国、マレーシア、フィリピン、サウジアラビア、英国、米国を含む多くの国々で運用されています。


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会社情報

会社名
エアバス・ジャパン株式会社
住所
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー19階
電話番号

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