環境配慮型物流拠点「本牧営業所」が遂に完成
澁澤倉庫株式会社(東京都江東区)が、横浜市中区本牧ふ頭に新たな物流拠点、「本牧営業所」を開設しました。この施設は、最新の環境配慮設計を取り入れた定温・定湿機能を有する次世代型の物流施設であり、特に、輸入食品や酒類などの取り扱いに対応することを目的としています。
施設概要と特徴
本牧営業所の外観は、モダンでありながら環境に優しいデザインが施されています。施設には、外気の影響を受けずに商品管理を行うためのドックシェルターとオートシェルターがそれぞれ2基ずつ備えられています。これにより、商品のスムーズな入出庫が可能です。また、定温・定湿専用の垂直搬送機も配置され、商品品質の確保に努めています。
営業所内は、温度15度、湿度70%の快適な空調環境が整えられ、作業を行う2階と3階にはそれぞれ約80坪の空調付き流通加工エリアが完備されています。作業者の労働環境を考慮し、品質劣化が起こりにくい状況が実現されています。
環境への取り組み
環境配慮型の施設として、CASBEE横浜Aランク(新築)認証とZEB認証を取得した本牧営業所は、屋上に太陽光パネルを設置し、蓄電池と連携して運用します。また、倉庫内の照明は人感センサー付きのLEDを使用しており、エネルギーの効率的な使用を目指しています。屋上緑化や電力のグリーン化など、すべての面で環境への配慮がなされています。
立地の利便性
本牧営業所は、今後コンテナターミナルの再編が行われる国際戦略港湾、横浜港内に位置しており、首都高速湾岸線からもアクセスの良い立地です。これにより、横浜だけでなく東京や関東全域への物流ネットワークを強化し、輸出入貨物の効率的な取り扱いが期待されています。
今後の展望
本牧営業所の開設により、澁澤倉庫グループは横浜港内において本牧ふ頭、大黒ふ頭、恵比須町の3エリアで自社倉庫を所有することになりました。合計6拠点、延べ床面積約110,000m²の体制が整い、多様化するお客様のニーズに迅速に対応できる機能を持つ物流基盤を確保しました。
今日の輸送業界に求められる環境に優しい取り組みを実践しつつ、顧客に対して高品質な物流サービスを提供していくという澁澤倉庫の理念は、持続可能な社会の実現に大きく貢献することでしょう。
詳細情報は、
澁澤倉庫の公式サイトをご覧ください。