企業のSNS活用法
2025-01-09 17:21:25

SNSを駆使する企業の実情と効果的な活用法とは?

SNSを駆使する企業の実情と効果的な活用法



現代のビジネスシーンにおいて、SNSは単なる情報発信の手段を超え、企業の広報やブランディング、営業活動において欠かせない要素となっています。株式会社PRIZMAの実施した調査によると、SNSの利用目的や施策には多様な選択肢が存在し、それをどのように活用するかが企業にとっての重要な課題となっています。

SNSの活用実態調査の概要



株式会社PRIZMAは、企業名を掲げた広報やブランディング、営業活動を行なっている250名の担当者を対象に、SNSの実態調査を行いました。この調査により、企業がどのようにSNSを運用し、そこで得られる成果や課題について分析しました。

調査項目



調査は以下のような設問を通じて行われました:
1. SNSアカウントの運営形態
2. 主に使用するSNSプラットフォーム
3. SNS運営の目的
4. 投稿内容
5. フォロワー数増加の施策
6. DM営業の実態に関する質問

各質問を分析することで、企業のSNS運営における実情が明らかになりました。

主な活用アカウントは企業公式がメイン



調査において最も多い運営形態は『企業公式アカウント(76.3%)』であり、次いで『経営者個人アカウント(6.1%)』や『マーケ担当者個人アカウント(6.1%)』が続きました。このデータは、企業がブランドとしての認知度を高めるために公式アカウントを大きな割合で活用していることを示しています。

人気SNSプラットフォームの傾向



また、利用されるSNSについては、企業の公式アカウントでは主に『X(旧Twitter)』が利用されており、経営者の個人アカウントでは『Instagram』が主流となっていました。マーケティング担当者は『Instagram』と『Facebook』を多く使用している傾向があり、営業担当者や広報担当者も同様です。人事担当者については、特に『X』の利用が目立ちました。

SNSアカウントの運営目的



SNSアカウントの運営目的については、企業公式アカウントや広報担当アカウントが『企業やブランドの認知度向上』を最優先に挙げているのに対し、マーケティングや営業のアカウントでは『自社商品/サービスの紹介』が最も重要な目的として示されました。企業やブランドの認知度向上に加え、採用活動に関する情報等も発信されていることに注目です。

投稿内容とフォロワー数増加の戦略



投稿内容については、企業公式アカウントが自社商品の紹介中心であるのに対し、個人アカウントでは『お役立ち情報』や『親近感を与える投稿』が多く見られるという結果が得られました。また、フォロワー増加には『投稿頻度の増加(47.1%)』が最も多く実施されており、次に『ハッシュタグを効果的に使う(35.3%)』、『キャンペーンを実施する(34.0%)』が続くことが判明しました。

DM営業の実態



DMを利用した営業に関しての分析も行われました。DM営業では、送信件数は『11~15件(31.6%)』が最多とされ、その内容の効果としては『自社商品・サービスの具体的なメリットを強調する内容(27.9%)』『相手の課題解決を提案する内容(27.9%)』が最も高い評価を得ています。

また、DMの返信率や商談化率については、それぞれ『6~10%(37.5%)』と『6~10%(38.1%)』が最多であり、DM内容の工夫が反響を生む影響を及ぼしていることを示しています。

反応が得られない場合の対策



DMの返信が得られない場合、多くの担当者が『相手の投稿にいいね・コメントをする(52.9%)』という傾向が見られました。この手法は、フォロワーとの関係性を強化する上で重要な役割を果たすと考えられ、企業は間接的に接触を図ることが一般的であることが分かりました。

まとめ



この調査を通じて、企業におけるSNS活用は多様な目的と戦略に基づいて行われていることが明らかになりました。主にInstagramが利用され、企業の認知度向上のために公式アカウントが活用されることが最も多いですが、営業活動や採用にも力を入れる企業が増加しています。SNSは、双方向のコミュニケーションを可能にし、企業のブラザーイン対策としても重要な役割を果たしています。今後、SNSの戦略がよりパーソナライズされ、多様化することが期待されます。


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会社情報

会社名
株式会社PRIZMA
住所
東京都渋谷区渋谷2-6-14今井ビル4F
電話番号
03-5468-1850

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