株式会社グローバルパワーは、外国人材採用を効率化し、 リスクを減少させるため、株式会社Liquidが提供するデジタル本人確認システム「GPASS」を、自社の運営する産業向け外国人材採用サイト「NINJA」に導入しました。日本での外国人採用は年々増加しており、それに伴い不法就労の問題も深刻化しています。特に、正しい在留資格を持たない人材の採用は、企業にとって法律上のリスクを伴います。このため、グローバルパワーは、採用プロセスの初期段階において、求職者の本人確認を徹底するために、eKYCを取り入れました。
なぜeKYCが必要なのか
不法就労の助長は、出入国在留管理庁からの取り締まり対象とされています。具体的には、就労資格のない者を雇用した場合、最大で3年の懲役または300万円の罰金が科される可能性があります。さらには、2027年には法律の改正が予定されており、罰則がさらに厳しくなる見込みです。このような状況において、企業は採用に際してのリスクを最小限に抑える必要があります。そこで、グローバルパワーは、NINJAの利用者に対してGPASSを活用することで、在留資格の有効性を確認し、不正を未然に防ぐ方策を講じることになりました。
「NINJA」について
「NINJA」は、国内在住の外国人材を対象とした求職者支援サイトで、現在163ヵ国からの人材が登録しています。登録者の77%は日本語ビジネスレベル以上、79%が日本国内に在住しています。このサイト経由でスカウトを希望する求職者は48,000名を超え、そのうち約45%は人材紹介会社を介してサポートを受けています。グローバルパワーは、外国人のための専門的な情報サイトを提供し、よりスムーズな就職活動を支援しています。
GPASSの機能と意義
LiquidのGPASSは、外国人が自身の情報をスマートフォンで簡単に管理できるデジタルIDウォレットです。このサービスを通じて、外国人は在留カード情報や在籍する組織、雇用歴、資格、スキルといった重要な情報を整理、提示することができます。これにより、外国人労働者と採用企業間のミスマッチを防ぎ、理想的な雇用環境を創出します。今年8月よりサービスの一般提供が始まり、既に25,000名以上が利用しています。
今後の展開とウェビナーの案内
今後、グローバルパワーはNINJAの利用者登録時の本人確認をさらに強化し、就業後の在留資格継続の確認なども検討しています。これにより、外国人雇用の透明性と信頼性を高めることを目指しています。また、2025年5月28日に開催されるウェビナーでは、不法就労を助長しないための具体的なポイントや対策について詳しく説明する予定です。興味がある方は、下記リンクからお申し込みをと案内しています。
★ウェビナー申し込みリンク:
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このように、グローバルパワーの取り組みは、日本の外国人雇用市場における透明性を向上させ、企業が直面するリスクを軽減するものです。これからの展開に注目です。
会社情報
所在地: 東京都台東区台東1丁目10−6 サワビル5F
設立: 2004年8月
Webサイト:
グローバルパワー公式サイト
所在地: 東京都中央区日本橋本町3-8-3 日本橋ライフサイエンスビルディング35階
設立: 2018年12月
Webサイト:
Liquid公式サイト