南日本運輸倉庫が新たなインターン生を受け入れ
2023年12月4日、南日本運輸倉庫株式会社がベトナムのトゥイロイ大学からの大学生6名をインターンシップ生として迎え入れ、戸田本部にて入社式を行いました。インターン生たちは、学業において物流学科に在籍する3年生及び4年生で構成されています。これから1年間、彼らは日本の物流の基礎を学ぶため、埼玉物流センターで実習を行います。
入社式は、学生たちの自己紹介からスタートしました。最初は緊張した面持ちでしたが、日本での学びに対する強い決意が感じられました。式の中で、代表取締役社長の大園圭一郎氏からは「日本のロジスティクスを深く学ぶとともに、日本文化にも触れ、多くの学びを持ち帰ってほしい」という温かい激励が送られました。
続いて、4名の講師が講義を行い、日本の物流の現状や。同社の事業内容について詳しく説明がありました。学生たちは真剣な態度で講義に耳を傾け、物流業界への関心の高さを見せました。講義の後は、実習を行う埼玉物流センターに移動し、実習の留意点や施設の説明を受け、インターンシップが本格的にスタートしました。
南日本運輸倉庫は、DENBAの鮮度保持技術を導入し、「一番おいしい状態でお届けします。」という理念をもとに、国際物流の強化に努めています。特に、最近のベトナム経済の急成長に伴い、物流ニーズが高まっている中で、グローバル人材を育成することは急務です。2022年から外国人インターンシップの受け入れを開始し、今回の6名で合計23名を受け入れることになりました。
ベトナムにおいても生産国から消費国へのシフトが進んでおり、物流業界においても需要が拡大しています。そのため、南日本運輸倉庫は2020年に株式会社アプライズと共同で、ベトナムでの物流人材育成を目的としたMTLS VIETNAM LIMITED COMPANYを設立しました。これにより、多くの大学生がインターン生に応募してくれるようになり、特にトゥイロイ大学からは積極的に学生が輩出されています。
このように、南日本運輸倉庫は多様な人材が活躍できる職場環境を整備し、グローバルな市場で競争力を高めるべく、インターンシップ制度を通じた国際人材育成に取り組んでいます。
今後も様々な企業との連携や人材育成の施策を通じて、多国籍な人材の成長を支援し、社会貢献に繋げていく方針です。新たな世代のインターン生が、日本での経験をもとに、将来の物流業界の発展に寄与していくことが期待されます。