第15回山田風太郎賞候補作品が決定
多くの読者に愛され、面白さを追求した作品が集結する「山田風太郎賞」。過去一年間の「最も面白い」と評価されたエンタテインメント小説に贈られるこの賞の第15回候補作品が発表されました。主催は株式会社KADOKAWAで、文学界が注目する大一番となっています。
候補作品一覧
以下の5作品が、著者名の五十音順でノミネートされています。各作品は異なるジャンルの魅力を持ち、読者に新たな感動を提供することが期待されています。
1.
逢坂冬馬『歌われなかった海賊へ』(早川書房、2023年10月刊行)
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海賊というロマンをテーマにし、感動的な物語を描き出しています。
2.
河野 裕『彗星を追うヴァンパイア』(KADOKAWA、2024年8月刊行)
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ヴァンパイアが魅せるミステリーとSFを絡めた作品で、独特の世界観が魅力です。
3.
蝉谷めぐ実『万両役者の扇』(新潮社、2024年5月刊行)
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伝統芸能を背景にした物語で、登場人物たちの情熱が感動を呼びます。
4.
長浦 京『1947』(光文社、2024年1月刊行)
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戦後の日本を描く重厚な作品で、歴史感とフィクションが見事に融合しています。
5.
早見和真『アルプス席の母』(小学館、2024年3月刊行)
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家族の絆と成長を描く温かい物語で、心に響く作品です。
山田風太郎賞とは
山田風太郎賞は、2009年に創設された文学賞で、過去発表された日本の小説作品を対象にしています。ジャンルを問わず、特に「面白い」とされた作品が評価されるこの賞は、かつての大衆小説作家である山田風太郎への敬意を表し、有望な作家の発掘を目指しています。
対象作品の条件
選考の対象となる作品は、毎年9月1日から翌年の8月31日までに出版された日本の小説です。長編や短編集を問わず、さまざまな形式が対象になります。ただし、小説誌に掲載された段階では対象外とされています。受賞すると、正賞と副賞として100万円が贈られます。
選考会の日程
選考会は2024年10月21日(月)に東京會舘で行われる予定です。審査員には著名な作家や評論家が名を連ね、賞を受ける作品が決定されます。
まとめ
山田風太郎賞の候補作品は、いずれも独自の魅力を持った作品であり、エンタテインメント小説の楽しさを存分に感じさせてくれることでしょう。選考結果が待ち遠しい中、読書を通じて各作品の世界に触れるのも良い時間になるかもしれません。