恐山での特別体験がもたらす深い気づき
2025年10月18日から19日の2日間にわたり、日本三大霊場として名高い青森県の恐山にて「いのちを見直す、恐山ファンタスティックな旅」が開催されます。このユニークなツアーは、死と生の境界をテーマにし、参加者に深い精神的体験を提供することを目的としております。
霊場・恐山の概要
恐山は862年に天台宗の僧侶・慈覚大師円仁によって開かれた古くからの霊場で、火山の噴煙が立ち上る独特な風景は幽玄さを漂わせています。この地は「死と生の境界」として古くから信仰され、多くの人々が精神的な沈静を求めて訪れています。宿坊「吉祥閣」では、訪れる人々に精進料理や宿泊の体験が待ち受けており、心身の癒しを求めるには最適の場所です。
プログラムの内容
ツアーの初日には、恐山菩提寺の院代、南直哉師による境内の案内と講話が行われます。ここでは、古来から受け継がれている死と生に関する独自の文化や思想に触れる貴重な機会です。
幽玄な自然の中を歩き回り、温泉に浸って身を癒やす体験は心のリフレッシュを促し、自身の「いのち」を見つめ直すための貴重な時間となるでしょう。
続いて、ツアー2日目には東洋文化研究者アレックス・カー氏が登場し、シャーマニズムや死後観、さらには風土と信仰に関する国際的な視点から「生と死」について語ります。日本の霊場文化と世界の思想が融合するこの貴重な機会は、参加者にとって難得な経験となりそうです。
料理と文化の融合を体験
このツアーでは、下北地方の豊かな海の幸をふんだんに使用した料理や、秋の味覚も楽しめます。食文化と精神文化が響きあいながら、訪れる人々に記憶に残る旅を提供することを目指しています。これにより、単なる観光にとどまらず、心と体の双方に影響を与える旅が実現されるのです。
講師紹介
曹洞宗の禅僧であり、青森県恐山菩提寺の院代として活動。約20年の修行を経て福井県の霊泉寺住職に就任。著書には『超越と実存』や『苦しくて切ないすべての人たちへ』などがあります。
東洋文化研究者として、仏教や神道に関する著書も多数発表しており、日本の文化を広範に研究しています。彼自身、日本における古民家改修の活動も行い、地域文化の保存にも寄与しています。
ツアーの詳細
- - 名称: いのちを見直す、恐山ファンタスティックな旅
- - 日程: 2025年10月18日(土)~19日(日) 1泊2日
- - 発着: 新青森駅
- - 宿泊: 恐山宿坊「吉祥閣」
- - 詳細・申込: 公式ウェブサイト
ユニークな霊場での特別な二日間を通じて、「いのち」と向き合う深い気づきを体験できる機会、ぜひお見逃しなく。