第40回「グルメピック」全国大会出場者が決定
公益社団法人全国調理師養成施設協会が主催する「第40回調理師養成施設調理技術コンクール」、通称グルメピックが、2025年2月21日(金)に実施される全国大会の出場者を発表しました。この全国大会は、全国の調理師学校から選ばれた優秀な学生たちが一堂に会し、その卓越した調理技術を競う場となります。
地区大会の様子
地区大会は、日本各地の7つの地域(北海道、東北、関東甲信越、東京、東海北陸、近畿中国四国、九州)で開催され、142名の学生が参加。緊張感が漂う中でも、「これまでの努力を出し切りたい」といった声が聞かれ、熱気に満ちた雰囲気が広がりました。
審査を経て、54名が全国大会への切符を手にしました。大会のフィナーレである表彰式では、喜びの声や悔し涙が交差し、参加者同士の友情が芽生える様子も見受けられました。全調協のインスタグラムでは、各地区のダイジェスト動画が公開されています。
グルメピックとは?
グルメピックは、1986年から毎年開催されている、調理師学校の学生たちが学んだ調理技術を発揮する貴重な機会です。目的は、学生の調理技術を高め、社会に即戦力として活躍できる人材を育成することにあります。各参加者は日本料理、西洋料理、中国料理の部門に分かれ、校内予選を経て地区大会に挑戦します。
全国大会では、名だたる若手シェフたちが審査員となり、選手たちは内閣総理大臣賞を目指して課題作品に取り組みます。過去の大会の模様はYouTubeで視聴可能です。
第40回大会の詳細
第40回調理師養成施設調理技術コンクールは、東京都豊島区の武蔵野調理師専門学校で開催されます。出場者は54名、日本料理部門から21名、西洋料理部門から20名、中国料理部門から13名が選ばれました。競技内容としては、部門ごとに統一された応用課題に挑む中、参加者たちはしっかりと準備を整えています。
審査を担当するのは、調理師学校の教員や卒業生の若手シェフたちで、内閣総理大臣賞をはじめ、各賞が用意されています。大会を通じて、技術向上だけでなく、仲間と励まし合い、さらなる成長の機会が提供されることが期待されています。
公益社団法人全国調理師養成施設協会
この協会は1973年に設立され、全国205校の調理師養成施設が認可を受け、質の高い調理師を育成するために尽力しています。グルメピックを運営するほか、食育普及活動や教材の出版など多岐にわたる事業を展開しています。
調理師養成教育は高等学校や各種学校、短期大学、専修学校などさまざまな教育機関で行われており、次世代の調理技術者を育成するための重要な場となっています。今後の大会に向けて期待が高まります。