白神山地の冒険
2019-02-27 09:00:16

南谷真鈴が冬の白神山地で魅了された冒険体験

冬の白神山地での南谷真鈴さんの冒険は、自然の息吹と人々の文化が織りなす素晴らしい体験でした。昨年、世界自然遺産登録25周年を祝うフォーラムで初めて訪れたこの地を、再び辿ることになったのは大いに感慨深いことでした。

南谷さんは白神山地の入り口に位置する旧西目屋小学校を改装した「BUNACO西目屋工場」を訪れました。この工場では、青森県が誇るブナの木を使った木工製品が生産されており、ブナはその水分量の多さから建築材には向かない特性を持っていますが、それを巧みに活用する技術がここには集約されています。南谷さんは職人の手作業を間近で見学し、ブナを薄いテープ状にカットしてコイルに巻き上げる製法に見入っていました。

工房での工程を見ながら、その職人技を尊重し、感動を新たにした彼女は、実際に製品作りにもトライ。職人からのアドバイスを受けつつ、ブナのコイルを使った湯呑み茶碗の成形に挑戦し、見事オリジナルのサラダボールを完成させました。彼女の笑顔は、その製品が完成する瞬間に満ちており、工房の人々と共に作り上げた喜びが会話を通じて溢れ出ていました。

その後、南谷さんは水源である津軽ダム「津軽白神湖」を巡り、33メートルの高さを誇る「乳穂ケ滝」のライトアップの美しさに感動。滝の裏手にある不動尊についての解説を聞きながら、冬の地域伝承にも興味を持ち、熱心に耳を傾けました。

弘前市へと移り、桜で有名な弘前公園では、幻想的な光景「冬に咲く桜」を体験し、お濠に散った雪がまるで花筏のように水面を飾る様子に心を躍らせたと言います。宿泊は情緒あふれる鰺ヶ沢温泉「水軍の宿」で、青森の郷土料理を味わい、地元の温かさに包まれるひとときを過ごしました。

翌日は生憎の雨模様でしたが、南谷さんは晴れやかな笑顔で地元ガイドの板谷さんと共に冬の十二湖でスノートレッキングを楽しみました。特殊なカンジキを履いて足元は雪に覆われ、南谷さんは十二湖の青池がなぜ凍らないのか、その神秘的な青さに触れることができました。ガイドの話を聞きながら、冬ならではの美しい白神山地の景色や野鳥、マタギ文化についての話に耳を傾け、自然の魅力を再認識した様子でした。

南谷さんは、世界各国の山を巡る冒険家として、多様な文化に触れる貴重な経験をしてきましたが、白神山地で過ごしたこの日は特別な意味を持つものでした。「雪があまり見られなかったものの、それでも青森は美しい。次回は新緑や紅葉の時期に再訪し、多くの人に白神山地の魅力を伝えたい」と語り、その表情からは確かな希望が読み取れました。彼女の体験は、自らが目にした大自然の美しさを広めるための一歩となることでしょう。

会社情報

会社名
青森県環境生活部自然保護課
住所
青森県青森市長島1-1-1
電話番号
017-734-9257

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