見守りプラットフォーム
2022-03-09 10:00:10

次世代型見守りプラットフォーム「まもる~の」の登場とその影響

介護業界は、労働力不足や業務の効率化への取り組みが急務となっています。この中で、さまざまなIT機器が導入されつつありますが、現場では複数の独自アプリやデバイスの存在が管理を難しくし、業務の効率を逆に妨げる要因となっていました。こうした課題を解決するために、株式会社ZIPCAREは次世代型見守りプラットフォーム「まもる~の」を6月から販売開始しました。

このプラットフォームには、介護施設向けの「まもる~のSHIP」と在宅介護向けの「まもる~のONE」があり、両者をクラウド上で一元管理するという新しい試みが取り入れられています。これにより、異なる運用が行われていた在宅介護と施設介護の情報を一つにまとめることができ、どこにいても最適な介護サービスを受けられる環境が整いました。

特に、このプラットフォームを利用することで、介護従事者やその家族は遠方にいてもリアルタイムで介護対象者の状況を把握でき、情報を共有しやすくなります。これによって、介護の効率化が進むと共に、家族の負担も軽減されることが期待されています。

さらに、施設介護では見守りセンサーと職員同士のコミュニケーションツールを一つのデバイスに統合。これにより、煩雑だった業務が簡素化され、より効率的な業務運営が可能になりました。

「まもる~の」には、定期的にデータを収集する機能が標準で備わっているほか、睡眠状態やバイタルサイン(脈拍や呼吸)、居室環境(温度、湿度、照度、気圧)などの重要な情報をリアルタイムで把握できます。

加えて、介護現場からの要望に応じて新たに実装された機能も魅力的です。チャット機能やインカム機能は、情報の伝達や共有を迅速に行えるツールとして機能します。カメラ機能も搭載されており、居室内や自宅での異常を感知して、遠隔から確認することができます。これにより、状況を把握する際にかかる手間を大幅に削減することができます。

今後、ZIPCAREはアライアンス企業や実証実験の協力を広く呼びかけ、介護現場のIT化を進める方針を見せています。この取り組みにより、業務の負担を軽減し、介護品質の向上を図っていくでしょう。介護業界における「まもる~の」の活用が、今後どのように進展していくのか、その動向に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社ZIPCARE
住所
広島県広島市安佐南区緑井4丁目22-25東洋電装株式会社内
電話番号
03-5817-8767

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