藤井春日による新作写真集『迷子の森』がついに登場!
最近、草枕社から藤井春日が手掛ける写真集『迷子の森』が発売されました。この作品は、幻想的な森の風景を通して、私たちにさまざまな感情を呼び起こします。特に、森の中で出会う少女や動物たち、そして草花が織り成す生と死の輪廻は、見る者に深いメッセージを持って伝わってきます。
幻想と現実の狭間
本書は、長野県の八ヶ岳を舞台にしています。富士見町に住む少女との出会いからインスパイアを受け、5年という長い時間をかけて撮影が行われました。毎シーズンの森の風景を通じて表現された作品は、あたかも白昼の夢を見ているかのような儚い美しさを感じさせます。
この作品には、どこかありそうで、どこにもないような独特の雰囲気が漂っています。木々の間を舞う妖精のような少女たちと、森で生活する動植物たちの交わりは、幻想的でありながらも、どこか懐かしさを抱かせます。現代社会に生きる私たちにとって、こうした空想の世界は新たな癒しのひと時を提供してくれるでしょう。
地域に根ざした制作過程
『迷子の森』は、企画から編集、デザイン、印刷まで全て八ヶ岳エリアで行われており、地域性が強く打ち出されています。藤井春日は、東京生まれのアーティストでありながらも、写真表現を通じて自然との深い関わりを持つことを目指しており、この作品はその思いが色濃く反映されています。
様々な表現を持つ藤井春日
藤井春日は、他にも『Adonis Garden / アドニスの庭』や『Eternal Picnics / 永遠のピクニック』等の魅力的な作品を手掛けてきました。彼の写真作品は、単に美しい風景を捉えるだけではなく、それぞれに物語があり、見る人の心を捉えます。
新しい作品『迷子の森』は、藤井春日の独自の視点が感じられる作品であり、現代に生きる私たちにとって、心の平安をもたらしてくれるかもしれません。興味を持った方は、ぜひ手に取ってその世界を感じてみてください。
書誌情報
- - 書名: 『迷子の森』
- - 初版発行日: 2020年9月1日
- - ISBN: 978-4-9908035-1-3 C0072
- - 定価: 2,000円(税抜)
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