インデックスプロ社が2021年の受賞者を発表
長野県松本市に本社を構える株式会社インデックスプロ社は、2021年9月までの1年間を対象とした「indexProアワード2021」の受賞者を発表しました。これは、同社が運営する電子部品インデックスサイト「indexpro.co.jp」におけるユーザーのクリック数をもとに、優れた製品や企業を選出するものです。
indexProアワードの概要
今年のアワードは第4回を迎え、「総合賞」と「部門賞」の19部門において受賞者にトロフィーと賞状が授与されました。このアワードが特に注目されるのは、ユーザーのクリックデータに基づいているため、市場でのリアルな人気を反映している点です。従来のアワードが大手企業や知名度の高い製品に偏る傾向がある中、インデックスプロのアワードは中小企業や産業財が入賞するチャンスを持っています。
受賞結果詳細
総合賞
- - 総合クリック No.1: パナソニック株式会社 インダストリー社
- - 広告クリック No.1: 日本テキサス・インスツルメンツ合同会社
- - 製品クリック No.1: オムロン株式会社 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニーの「モバイルロボットLD / HDシリーズ」
部門賞(各部門の受賞者一覧)
- - 半導体部門賞: パワーMOSFET(インフィニオン テクノロジーズ ジャパン株式会社)
- - 受動部品部門賞: ポリマータンタルコンデンサ(株式会社トーキン)
- - センサ部門賞: IMU M-G552シリーズ(セイコーエプソン株式会社)
- - 電源部門賞: リチウムイオン電池(マクセル株式会社)
- - コネクタ部門賞: コネクタ全般(日本航空電子工業株式会社)
- - 自動化システム部門賞: 産業用ドローン(双葉電子工業株式会社)
- - など、他多数の部門が設けられています。
業界トレンドと需要の変化
インデックスプロ社の代表取締役、千葉一幸氏は、「搬送ロボットの好調や産業用ドローンの需要拡大が見られるほか、産業機器のモバイル化が進展している」と述べ、これらの傾向がアワードにも反映されていると説明しました。加えて、コロナ禍による部品不足の影響から、新しい部品調達先を探す動きが活発になっているとし、昨年に比べて商社や代理店情報へのアクセスは50%も増加したとのことです。
今後もインデックスプロ社は、アワードを通じて業界の最新ニーズを反映し、中小企業の市場開拓や製品開発を支援していく意向を示しています。
インデックスプロ社について
1999年に設立されたインデックスプロ社は、エンジニア向けの情報サービス「indexPro」を運営し、国内外のメーカーおよび商社が取り扱う産業財の情報を提供しています。さらには、製品のマーケティング活動を支援するためのセミナーも開催しており、その活動は業界内で高く評価されています。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。