非常食に新たな味覚！米でできた麺の新シリーズが登場

非常食の選択肢が増え、いざという時においしい食事を取ることができるようになっています。その中でも、ケンミン食品株式会社とアルファフーズ株式会社が共同で開発した「お米でできた麺で食べる米めん」シリーズが注目を集めています。

この新作は、長期保存が可能な即席麺で、「塩ラーメン味」「しょうゆラーメン味」「うどん味」という3つのフレーバーが揃っています。特に「塩ラーメン味」は、アレルギーに配慮した特定原材料不使用のため、アレルギーを持つ方々にも対応しています。全体的に、つるつるとした食感ともちもちの触感が特長で、これまでの非常食とは一線を画す出来栄えとなっています。

このシリーズは、UAA（Ultra Airless Aseptic）製法を採用しており、常温で5年間の保存が可能です。そのため、災害時の備蓄食や日常的なストック食として優れた選択肢となることでしょう。

開発背景

阪神淡路大震災の影響を受けて、防災食や非常食の重要性が高まり、多様な選択肢が求められるようになりました。現代では自治体や学校など、公共機関による食糧備蓄も一般的となっています。しかし、災害時に食物アレルギーを抱える方々が安心して食べられる非常食の選択肢は限られていました。そのため、アレルギーに配慮した美味しい食品の開発が必要とされていました。

ケンミン食品とアルファフーズはこのニーズに応えるべく、それぞれの特技を融合しました。アルファフーズの長期保存技術とケンミン食品の米めん製造技術が結びつくことで、副原材料を使用せずに美味しさを保った新しい種類の非常食が誕生しました。