東京ガスとPXPによる次世代型太陽電池の共同開発
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一)と株式会社PXP(社長:栗谷川 悟)は、共同で進める「幅広い産業屋根および壁面に設置可能な次世代型太陽電池の実用化」に向けた開発が、見事「令和8年度神奈川県カーボンニュートラル研究開発プロジェクト推進事業」に採択されました。これは、この共同プロジェクトが昨年度に引き続き2年連続での評価を受けたことを意味します。
次世代型太陽電池の必要性
第7次エネルギー基本計画では、2040年までに約20GWの次世代型太陽電池の導入を目指しています。この目標を達成するためには、これまで設置が難しかった耐荷重が低い屋根や壁面への導入が不可欠です。昨年度は主に産業屋根への設置手法が開発されましたが、今年度はさらにその適用範囲を広げ、特に壁面への設置が重点的に実証される予定です。
壁面設置の課題
壁面は屋根に比べて多様な素材や表面状態を持つため、従来の施工方法では架台やボルトが必要となり、その特性を活かしきれないという課題があります。「薄く、軽く、曲がる」特性を持つ次世代型太陽電池を有効に活用するためには、全く新しい設置手法が求められます。
新たな設置手法の確立
本開発では、東京ガスが提供する太陽光PPAサービス「ヒナタオソーラー」から得た独自の接着施工ノウハウと、PXPが開発するカルコパイライト太陽電池との組み合わせが活用されます。この新しい設置手法では、実環境下での実証を通じて、様々な壁面に対して架台なしで直接接着することが可能になります。
この成果が実現することで、太陽光発電の導入が更に進み、カーボンニュートラル社会の実現に向けた大きな一歩となることが期待されています。
神奈川県の脱炭素社会への取り組み
神奈川県は「2050年脱炭素社会の実現」を目指しており、多様な取り組みを進めています。本事業は、企業同士の連携を通じて、地域の特性を生かした研究開発を支援し、県内の企業がその技術力を最大限に発揮できるようにすることを目的としています。
東京ガスの安心・信頼の取り組み
東京ガスが展開する「ヒナタオソーラー」サービスでは、さまざまな材料に対する評価試験や耐風試験を実施し、安全で信頼性の高い太陽光パネルの導入を実現しています。2024年までには薄型軽量太陽光パネルの新しい設置工法を確立し、2026年には一般的な架台を使用しない壁面設置工法も開発される予定です。
こうした取り組みが進むことで、カーボンニュートラルの実現に向けた道筋がより明確になってきています。私たちの未来に向けた持続可能な社会を築くためのこの重要な開発に、今後も注目が集まることでしょう。