AXIOLE v1.20、新登場
2020-12-24 10:50:02

学術機関向け認証システムの新境地、AXIOLE v1.20を発表

AXIOLE v1.20の正式リリースとその意義



株式会社ネットスプリングが、学術教育研究機関向けの認証アプライアンスサーバー「AXIOLE」の新バージョン「AXIOLE v1.20」を12月24日から提供開始します。このバージョンは、最新のShibboleth IdP V4に準拠し、多要素認証機能を含む各種プラグインが継承されています。これにより、より安全で便利な認証環境を実現します。

AXIOLE IdPオプションとは



AXIOLE IdPオプションは、全国の大学や国立情報学研究所(NII)が連携し運用する「学術認証フェデレーション」(学認:GakuNin)において、組織間でのシングルサインオンを可能にするIdP(Identity Provider)機能を提供しています。これにより、学術機関同士の協力が促進され、安全なデータ連携が可能になります。

新しく再実装された多要素認証機能は、Kyoto UniversityやTokyo Universityなどの大学でも採用されており、セキュアな認証環境を提供します。AXIOLE v1.20は、さまざまな機能を統合したオールインワンの認証サーバーとして、特に教育機関にとって有用なツールとなるでしょう。

更新手順と注意点



今回のバージョンアップを行うには、先ず従来のIdP機能オプションのライセンスを持っているユーザーは、V1.19へバージョンアップし、その後にV1.20への移行を行う必要があります。これには一部設定変更が求められますので、使用者は移行ガイドマニュアルを参照することを推奨します。

また、他のIdP機能以外の領域では設定変更は不要ですが、Service Provider側には特に変更は必要ありません。これにより、滑らかな移行が期待できるでしょう。

様々な展開モデル



AXIOLE v1.20では、IdP機能のみに特化した「IdP専用アプライアンスモデル」や、仮想アプライアンス版「AXIOLE-i」、さらにMicrosoft Azure版とアマゾンEC2環境に対応した「AXIOLE for Azure」「AXIOLE for AWS」もリリースされ、さまざまな利用シーンに対応しています。これにより、機関のニーズに応じて柔軟な導入が可能となります。

特に、AXIOLEのIdP非常用冗長構成や、RADIUSプロトコルへの対応が可能となれば、信頼性がさらに向上することが期待されます。

販売価格と提供内容



AXIOLE v1.20の販売は、500ユーザー向けが95万円からスタートし、初年度のライセンス費用や保守費用も含まれています。また、IdPオプション機能一括ライセンスは60万円からの価格で提供され、エントリーモデルも用意されています。

このように、AXIOLEシリーズは非常に多機能でありながら、コストパフォーマンスに優れたソリューションとして、注目を集めています。

結論



AXIOLE v1.20は、学術機関の認証要求を満たすために設計され、Shibboleth IdP V4に準拠した新機能を数多く搭載しています。今後の展望としては、国内でのさらなる普及が期待されており、顧客のニーズに応え続ける姿勢が見受けられます。安全で効率的なデジタル環境を手に入れるために、AXIOLE v1.20の利用を考えてみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社ネットスプリング
住所
東京都港区三田3−9−7 三田JEBL 8F
電話番号
03-5440-7337

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