UAE初の3DCGアニメ『フリージ』が日本初上陸！高畑淳子声優出演

UAE初の3DCGアニメ『フリージ』が日本に上陸！

アラブ文化を代表する作品として注目されている3DCGアニメ『フリージ』が、ついに日本で放送されることが決定しました。この作品は、UAEのアニメーション業界を革新したと言われています。制作は2005年から始まり、監督のモハメド・サイード・ハリブ氏が手掛けました。

作品の背景と魅力

『フリージ』は、ドバイに住む4人のおばあちゃんたちを主人公にした風刺的なアニメです。彼女たちは伝統や文化を重んじながらも、日々直面する問題に対処しながら生活しています。急速に変化するドバイの都市風景の中で、彼女たちがどのように知恵を絞り、ユーモアを持って困難を乗り越えていくのかが描かれています。もともとUAEで制作され、2006年から2008年にかけては視聴者投票で“ナンバー1番組”として選ばれるほど、大ヒットを記録しました。全5シーズン、70話が放送されており、人気は衰えることを知りません。

日本での文化交流

今回の日本での放送では、アニメ本編に加え、冒頭でエピソードのテーマや見所を紹介する日本オリジナルのオープニングが加えられます。このため、日本の視聴者にもより深く作品の内容が伝わりやすくなります。また、エンディングではアニメに関連するUAEの文化や、日本との違いについても触れられる実写映像が紹介される予定です。

主演声優には、実力派女優の高畑淳子さんが起用され、その存在感と演技力で物語を引き立てます。高畑さんは、この作品が持つユーモアと文化の違いに対する理解を深められる機会だと捉えています。新たな視点でUAEの文化に触れることで、視聴者の間での理解が深まることを期待しているとのことでした。

制作秘話と期待の声

モハメド・ハリブ監督は、この作品について「自分が子供のころから日本のアニメに影響を受けてきたため、アラブ文化を代表する作品として日本で放送されることを非常に光栄に思う」と語っています。また、高畑さんも「UAEで初めての3DCGアニメが日本で紹介されることを誇りに思う」と話し、日本のファンがこの作品を受け入れてくれることに期待感を寄せていました。

アニメーションとしてのクオリティはもちろん、文化的な深みをもった『フリージ』は、日本の視聴者に新しい体験を提供することが期待されています。放送は2019年の予定で、TOKYO MXで放送されるということで、今から待ち遠しい限りです。