第4回高専防災減災コンテスト最終審査会の開催
2024年1月24日、茨城県つくば市にあるつくば国際会議場において、独立行政法人国立高等専門学校機構が主催する「第4回高専防災減災コンテスト」の最終審査会が行われました。このコンテストは、高等専門学校に通う学生たちが地域の防災や減災に関する課題解決のために、自身のアイデアを競い合う場でもあり、今年も多くの熱い発表が行われました。
イベントの概要
最終審査会では、事前の書類審査を通過した10チームが参加し、地域の防災力・減災力向上に向けた取り組みの成果を発表しました。このコンテストの目的は、高専生が地域社会の災害レジリエンス向上に寄与するとともに、彼ら自身の成長を促進することです。
審査会には、文部科学省や全国高等専門学校連合会、NHKなどが後援として協力し、さらに複数の企業が協賛を行いました。これらの支援を受けて、参加学生たちは真剣な表情でプレゼンテーションを行い、自らのアイデアが持つ可能性を示しました。
賞の発表
審査の結果、各賞が発表されました。文部科学大臣賞を受賞したのは沖縄工業高等専門学校の「災害発生時の公衆通信網遮断時でも使用できるスマートフォン〜アドフォン〜」です。このアイデアは、通信が途絶えた場合でも使用できるスマートフォンの開発を目指しており、特に災害時における重要な情報伝達手段として期待されています。
その他の受賞内容は以下の通りです:
- - 高専機構賞:豊田工業高等専門学校「WAS断水被害調査システム」
- - 防災科研賞:福井工業高等専門学校「災害時孤立地域の自主避難ビニールハウスの謎を解き明かす。そしてその先へ」
- - 国際科学振興財団賞:福井工業高等専門学校「ベストなベスト~身に着ける安心~」
- - NHK会長賞:和歌山工業高等専門学校「風船を用いた耐震化『BAL-SS』」
- - 応用地質賞:鹿児島工業高等専門学校「卵の殻を用いたシラスの改良~廃棄物削減を目指して~」
- - 関電工賞:沖縄工業高等専門学校「AI音波消火器を搭載したドローンSOFIA」
- - 三菱電機エンジニアリング賞:函館工業高等専門学校「ココロボ×電波でつながる函館プロジェクト~函館高専×FMいるかから始まる防災ネットワーク~」
高専機構の役割
独立行政法人国立高等専門学校機構は、技術者の育成を目的とした教育機関で、全国に51の高専を設置しています。高専のカリキュラムは、実験や実習に重点を置いており、学生たちは早期から専門的な技術や知識を学ぶことができます。このような教育を受けた卒業生たちは、日本のものづくりを支える重要な役割を果たしています。
このコンテストは、そんな高専生たちが地域のためにどのように貢献できるかを考える良い機会であり、今後のさらなる発展が期待されます。地域社会が抱える防災に対する課題を、次世代の技術者たちがどう解決していくのか、これからの動向に注目です。