新たに生まれ変わる「シェアする防災セット」
ファシル株式会社は、2025年3月より「シェアする防災セット」を多言語対応としてリニューアルすることを発表しました。この新しい製品は、訪日外国人の増加に伴い、災害時の安全を確保するために重要な役割を果たします。日本語を理解できない外国人が災害に遭遇する可能性が高まる中、誰もが取り残されない社会を目指す取り組みとして、この多言語版が提供されることになります。
シェアする防災セットとは
「シェアする防災セット」は、最大30人分の防災用品を備えることができ、企業や店舗、車内に設置することで、従業員や周囲の人々に配布可能な防災対策商品です。これにより、各企業は地震や豪雪、台風・豪雨といった災害や不測の事態に備え、地域社会への貢献を実現します。特に、SDGsの観点から評価されており、2022年にはグッドデザイン・ベスト100にも選出されました。
リニューアルのポイント
新しい多言語対応の「シェアする防災セット」は、同梱される「災害時お役立ちカード」が日本語、英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、韓国語の5ヶ国語に対応しています。このカードには、訪日外国人が簡単に災害情報を収集できる情報サイトへのリンクも含まれています。
また、パッケージには英語表記が追加され、より多くの人々がこの防災セットの目的を理解しやすくなりました。これにより、特にホテルやレストラン、観光施設など、インバウンド対応が求められる現場での導入が簡単になります。
利用実績と導入事例
「シェアする防災セット」は、2022年5月の発売以来、400社を超える企業や団体で導入されています。企業の社会的責任として、従業員の安全を守るだけでなく、周囲の人々にも配慮した対応が評価されています。実際の導入事例が多数ある中で、今後のさらなる普及が期待されています。
商品情報と展示会
商品の詳細は公式サイトで確認でき、公式オンラインショップでも購入可能です。
展示会では、新たにリニューアルされた「シェアする防災セット ベーシック(多言語対応)」が展示されます。特に2025年3月4日から7日まで、東京ビッグサイトで開催される「ビルメンCONNECT」に出展予定です。この機会にぜひ、直接商品を手に取ってご覧ください。
会社運営情報
ファシル株式会社は、静岡県静岡市に本社を置き、防災用品の企画・製造・販売を行っています。1975年に創業し、多様なニーズに応える製品開発に努めてきました。会社として、地域社会への貢献を重要視し、今後も進化し続ける防災対策商品を提供していきます。