山崎怜奈特別防犯支援官が語る、オレオレ詐欺防止セミナーの重要性

山崎怜奈特別防犯支援官がオレオレ詐欺撲滅に向けて講演

2025年4月、東京都港区の高輪区民センターで、山崎怜奈特別防犯支援官が「高輪地域安全セミナー」で登壇し、急増する特殊詐欺について多くの参加者に向けて注意喚起を行いました。このセミナーは、全国的に広がるオレオレ詐欺やその手口への理解を深めるもので、特に若者や現役世代への情報提供が強調されました。

現役世代も狙われている特殊詐欺

セミナーの冒頭で、山崎支援官は「現在は高齢者世代だけでなく、20代から50代の現役世代も被害にあっている」と述べ、この世代に対する詐欺の手口が多様化していることを伝えました。特に、警察官を名乗る「ニセ警察詐欺」の手口が増加しており、これに対する警戒が必要だと訴えました。彼は、「最近では非常に巧妙な手口が増えているため、注意が必要です」と参加者に警告をしました。

また、詐欺電話の多くは国際電話番号からかかってくることが多く、そうした電話を防ぐ方法として国際電話の利用を停止することを説明しました。山崎支援官は「国際電話を使わない方は是非、申し込んでいただくことで、自分自身だけでなく大切な家族を守ってください」と参加者に促しました。

SNSを利用した新たな詐欺手口

さらに、山崎支援官はSNSを利用した詐欺手法についても取り上げました。著名人を装った偽のアカウントや、偽の画像を使った詐欺が増加している現状を説明し、「SNSの利用では特に気を付けてほしい」とアドバイスを送りました。

実際に申し込みができる場を提供

セミナーの最後には、参加者が実際に国際電話利用休止の申込を行えるよう、山崎支援官が手続きの仕方を説明しました。多くの参加者がその場で申込書に記入し、プロセスの簡単さに驚きながらも、詐欺被害から自分を守るための第一歩を踏み出しました。

国際電話の利用休止は、必要事項を記入した申込書をポストに投函するだけで簡単にできます。また、電話からも申し込むことができるため、気軽に手続きを行うことが可能です。