バス業界革新の新たな一手、Wellnee Sleepの拡大
株式会社ネクストリンク(本社:東京都品川区、代表取締役:中村 訓秀)が提供する「Wellnee Sleep」は、全国のバス事業者において導入企業が80社、稼働台数150台に達しました。これにより、運転士の睡眠状態を手軽に可視化できる革新的なデバイスとして、過労運転防止や健康経営の実現に寄与しています。
バス業界の睡眠管理の重要性
近年、バス業界ではドライバー不足や長時間労働が深刻な問題として浮上しています。このような背景から、安全運行と労働環境の改善が求められているのです。そんな中、「Wellnee Sleep」は、寝る前に服の上からゴム製の専用ベルトを簡単に装着するだけで自動計測が開始される点が特長です。実際の計測は、運転士が起床後に本体を外すことで自動的に終了し、ベルト型のセンサーと内蔵の加速度計により、呼吸や体動を高精度でモニタリングします。
測定結果はA〜Eの5段階で評価され、自動コメント付きのレポートとして出力されます。これにより、運転士は自分の健康状態を客観的に把握しやすくなり、同時に運行管理者もこのデータを基に効率的な勤務調整やリスク管理が行えるようになります。
導入事業者のリアルな声
「Wellnee Sleep」を導入した日立自動車交通株式会社のコメントによると、幸運にも運行管理者はドライバーの睡眠状態を把握しやすくなり、具体的な改善策や受診を促すことが可能になったとのこと。具体的な健康状態のレポートを確認し合うことで、以前は見られなかった健康に関するコミュニケーションが生まれ、職場全体の安全意識向上にも貢献しているといいます。これにより、健康由来の事故を未然に防ぐ効果が期待されています。
助成金による導入のしやすさ
「Wellnee Sleep」は国土交通省が定める「過労運転防止に資する機器」として認定されています。そのため、導入にかかる費用の半分(上限80万円)が助成される制度を利用することが可能です。ただし、助成金の申請には条件があり、国の予算の影響を受けることがあります。これによって、導入が一層進めやすくなるのです。
今後の展望と新たな挑戦
株式会社ネクストリンクは、バス業界での導入実績を基盤に、トラックやタクシー、物流業界など、運輸業全体の安全と健康の実現に努めていく考えです。今後も「Wellnee Sleep」を通じて、ドライバーが安心して働ける環境作りに貢献していくことでしょう。これにより、労働環境が改善され、業界全体の安全性も向上することが期待されています。
会社概要
- - 会社名:株式会社ネクストリンク
- - 所在地:東京都品川区南品川一丁目7番17号
- - 設立:2020年11月
- - 公式サイト:next-link.tokyo
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