PrEP普及を求める署名活動が東京都庁に提出
2026年11月5日、特定非営利活動法人aktaなどの団体が呼びかけた署名プロジェクトが、東京都庁において14,132筆の署名を提出しました。これは、HIV感染予防のための薬、PrEP(曝露前予防内服)へのアクセス向上を目指すもので、参加した団体は、特に新宿二丁目などPrEPが必要とされる地域コミュニティとの連携を重視しています。この署名活動は、2024年12月に始まり、オンラインと手書きで多くの人々から支持を受けました。
署名活動の背景
日本国内でのHIV感染者数は増加傾向にあり、東京都では新規感染者数が全国の約3割を占めています。この状況を考慮し、PrEPを一般的な選択肢にするための措置が求められています。HIVに感染していない人が抗HIV薬を服用することで感染を防ぐこの方法は、WHOからは推奨されているにも関わらず、日本では保険適用外で高額な自己負担が求められるのが現実です。これにより、多くの人々が手を伸ばせない状況にあります。
東京都への要望内容
提出された要望書には、5つの主な項目が盛り込まれています。それぞれの内容を以下に詳細に示します。
東京都が担うべき事
1.
PrEP利用者の定期検査を受けやすい体制の構築:医療機関との連携を強化し、定期的な検査を受けやすくします。
2.
相談窓口・医療機関情報の提供:正しい知識を広め、医療従事者も支援できる体制を構築します。
3.
費用支援の検討:月1万円ほどかかる費用に対して支援を求めます。
4.
研修プログラムの整備:医療従事者へのPrEPに関する情報提供を充実させます。
東京都から国への要望
1.
安全な薬剤供給体制の整備:保険適用や公的支援を国に求めるための働きかけを強化します。
署名活動の成果
この署名活動によって、PrEPを必要としている人々に焦点を当て、彼らの声を政治に届けることができました。提出時には、東京都保健医療局の職員も参加し、重要なポイントとしてPrEPがエイズ対策指針に明記されていることを強調しました。今後はこの意見を基に、さらなるコミュニティとの対話と政策の検討が待たれます。
日本のHIV対策の今後
PrEPに関する今回の取り組みは、東京都が全国的なモデルとなることが期待されています。これまでの実績を活かし、HIV感染防止に向けた強力な施策が求められています。東京都の取り組みが他地域にも波及することで、日本全体のHIV対策が向上することを信じています。
取材のご案内
この署名活動に関連する取材は、12月1日の世界エイズデーを前に行われます。インタビューや活動紹介など、関心のある方はお気軽にお問い合わせください。詳細は特定非営利活動法人aktaの公式サイトにてご確認ください。