ヤプリが新たに発表した機能でアプリ体験を向上
アプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を手がける株式会社ヤプリが、2024年10月10日、11日の2日間にわたり開催されるイベント「Yappli Summit 2024」にて、多彩な新機能を披露しました。このイベントのテーマは「EMPATHY(共感)」であり、共感を生み出す顧客体験(CX)や従業員体験(EX)を向上させるシステムが主に紹介されます。
Yappliプラットフォームの進化
創業から11年を迎えたヤプリは、850を超えるアプリ開発の実績と共に、累計ダウンロード数が2億を超えました。Yappliは、毎年200回以上のアップデートを行い、さらに使いやすいユーザー体験を追求しています。また、ノーコードでのCRM「Yappli CRM」は外部連携を強化し続けています。これらの機能はすべて、管理画面から簡単に設定できるため、開発の敷居が大幅に下がっています。
新機能の具体的な内容
1. Block UIのアップデート
「Block UI」という新しいアプリ基盤は、パーツを組み合わせることで手軽にアプリ開発を可能にしました。今年も大きな進化を遂げています。このセクションでは、主なアップデートを紹介します。
- - Card Design Updates: 画像とテキストを簡単に入稿するだけで、プロのようなバナーを作成できます。
- - Layout Options: アイコンの色やデザインの調整が自由に行え、理想通りの表示が可能です。
- - Display Setting: 画像がない場合でも代替画像を用意することでレイアウトの崩れを防ぎます。
2. 重要な機能追加
- - Lottery(抽選機能): CMSからの簡単設定で抽選が行え、当選者限定の特別ページも用意可能です。
- - Step Tracking(健康管理機能): スマホで歩数を計測し、アプリ内でインセンティブを獲得できる機能です。
3. Yappli Analyticsの進化
Yappli独自のアプリ分析ツールである「Yappli Analytics」も進化しています。これにより、アプリの利用状況や人気コンテンツの分析がさらに簡単になります。
4. Yappli UNITEとCRMの新機能
Yappli UNITEは、従業員のエンゲージメントを高めるサービスで、社内コミュニケーションの活性化を実現。新機能の例には「サンクスカード機能」や「アンケート機能」があります。また、Yappli CRMも「giftee Point Base」との連携により、ポイントの利用範囲が広がるなど、ますます便利な仕様となっています。
AI技術の活用
ヤプリはAI技術を取り入れ、プッシュ通知に関する新たな機能も加わりました。具体的には、ユーザーのエンゲージメントを分析し、施策提案を行う「ヘルススコアリング機能」が前面に出ています。
今後、ヤプリは企業のデジタルシフトを支援し、アプリ開発のさらなる簡易性を追求していくことでしょう。ヤプリの進化が私たちのデジタルライフをどのように変えていくのか、今後の展開が楽しみです。