92歳の名工・道場六三郎が新たな店舗を出店！和食の未来を体感

新たな挑戦、道場六三郎の集大成

92歳を迎えた伝説の料理人、道場六三郎が自らの集大成となる新店舗『懐食みちば』を千葉県松戸市に出店することが決まりました。道場六三郎は、和食の枠に捉われることなく、西洋や中華の要素を取り入れたユニークなスタイルの料理人として知られており、彼の料理哲学は『お客様に悦びのひとときを提供すること』に根ざしています。1990年代には『和の鉄人』として人気テレビ番組にも出演し、多くのファンに支持されてきました。

名工の道を歩んできた道場六三郎

2005年には『現代の名工』の称号を授与され、料理界での評価を確固たるものにしてきましたが、彼の挑戦は今もなお続いています。92歳という年齢に関わらず、道場六三郎は新たな料理への挑戦を続けており、自身の技術を継承する愛弟子たちの活躍の場を広げようとしています。新店舗の開店は、和食の伝統を守りつつ、より新しい料理を身近で気軽に楽しめる場を提供する意図があります。

YouTubeで家庭料理の魅力を伝える道場

また、彼はYouTubeチャンネル『鉄人の台所』を通じて、自宅で楽しめる家庭料理のテクニックやアイデアを共有しています。コロナ禍の中で外食が制限されていた時期に、料理を通じて多くの人々に『美味しいものを食べ、楽しみ、元気になってほしい』という願いを込めて発信を続けてきました。ようやく行動制限が緩和される今、彼はその思いを形にし、新たな店舗を通じて多くの人々に料理を楽しんでもらえる場を作る準備を進めています。

新店舗『懐食みちば』の魅力

新たにオープンする『懐食みちば』は、道場六三郎に20年間仕えた元料理長、一ノ谷浩司が店主を務めます。この店舗では伝統の『ダシ』を基に、石窯を使用した料理や、旬の食材を炊き込んだ釜めしを提供します。その料理は、炊き立ての状態で味わうことができ、素材の持つ豊かな旨味を感じることができるでしょう。

店舗のアクセスは、松戸駅の西口から徒歩5分と便利で、スーパーマーケット『KITEMITE MATSUDO』の地下1階に位置しています。お店の内部は、カウンター12席とテーブル席8席の合計20席を完備しており、カウンター席では目の前でシェフが調理する様子を楽しみながら、特別な食事体験が可能です。

リーズナブルな価格で楽しめる本物の和食

『懐食みちば』は、ランチとディナー共にプリフィックススタイルのコース料理を提供します。このスタイルを採用することで、シェフはその時々で一番おいしい料理を厳選してお届けしやすくなります。また、スーパーマーケットの奥にあるという立地を活かし、賃料を抑えたことで、数ある高級料理店と比べてリーズナブルな価格での提供が実現しました。ランチは3000円（税抜）、ディナーは9900円（税抜）という設定は、多くの人々に『懐食みちば』の美味しい料理を気軽に楽しんでもらうための工夫です。