留学生のための「日本語コミュニケーション能力獲得講座」開講
こんにちは、外国語に興味のある皆さん。今回は、特に日本で学ぶインバウンド留学生に向けた新しい講座が始まるという、嬉しいニュースをご紹介します。河合塾グループの株式会社KEIアドバンスが、2023年5月11日に「日本語コミュニケーション能力獲得講座」を開講することが決まりました。このプログラムは、在学中から卒業後にわたり、日本社会でのコミュニケーション能力を育むことを目的としています。
留学生の現状と課題
昨今、コロナウイルスの影響が薄れ、外国人留学生の数は増加傾向にあります。日本学生支援機構の調査によれば、2024年5月時点で国内にいる外国人留学生は36万人を超え、史上最も多い状態です。しかし、多くの留学生が直面する課題の一つが、実践的な日本語を使ったコミュニケーションです。特に、細かなニュアンスや特有の表現においては、言語能力に自信があっても理解が難しいと感じることが多くあります。
講座の特徴
「日本語コミュニケーション能力獲得講座」では、SOCCS異文化間コミュニケーション研究所の山口博嗣氏が授業を担当し、留学生のニーズに応じた実践的なアプローチが取られます。授業では、文法や聴く・話す・読む・書くといった基本的なスキルのほか、グループワークやロールプレイを通じて、リアルなコミュニケーション場面をシミュレートしていきます。さらに、美術系大学で使われる特殊な表現にも対応しており、留学生が学ぶ上でのストレスを軽減することが目指されています。
カリキュラムとスケジュール
講座は、前期と後期に分かれています。前期は5月から8月まで、後期は9月から11月までの期間に行われ、各期には様々なトピックが扱われます。具体的には、学生生活に必要な基本的な表現から、実社会での応用まで扱われ、各期の末には志望理由書や面接練習も行われます。
日程は、前期が5月11日から8月3日までの日曜日、さらに8月24日から29日までの間、後期は9月7日から11月30日までの日曜日および12月7日から12日まで行われます。各クラスは、90分のセッションを2回行い、全38回にわたるプログラムになります。
参加対象と受講方法
本講座は、日本の大学や専門学校を志望する外国人留学生を対象にしており、受講の目安として日本語能力試験(JLPT)N2または同等のレベルを求めています。授業料は前期・後期ともに37万円(税込)で、興味のある方はKEIアドバンスの留学生事業部にメールで申込むことができます。
まとめ
日本での学びをしっかり支えるこの取り組みは、留学生がコミュニケーションの壁を越え、日本社会で活躍するための重要なステップとなることでしょう。多文化共生の社会で、留学生が自らの可能性を切り開いていく姿に期待が高まります。ぜひ、この講座を通じて多くの学生が成長し、明るい未来を築いていくことを願っています。
詳細やお問合せは、KEIアドバンスの留学生事業部までお知らせください。