JSOLが日本バイリーンの営業業務を効率化する新システムを構築

JSOLと日本バイリーンの協業



株式会社JSOLは、日本バイリーン株式会社の営業業務の効率化を支援するため、営業支援システムと代理店向けポータルサイトを構築した。これにより、空調用フィルター事業の営業業務量を3割削減し、代理店の営業業務の時間を短縮することを目指す。

日本バイリーンの重要な役割



日本バイリーンは、不織布の国内トップメーカーとして、衣料、メディカル、エネルギー、工業、自動車、空調など多岐にわたる分野で事業を展開している。主にビルや工場、医療施設向けの空調用フィルターを製造・供給している。現在、同社の空調資材本部では、見積もり作成作業が表計算ソフトで行われており、時間と労力がかかっているのが現状だ。

代理店を通じた販売活動には、電話やメール、FAXでのやり取りが欠かせないが、それによるコミュニケーションの不便さや、履歴が一元管理されていない点が課題だった。このような状況では、過去のやり取りを確認して見積もり作成をするまでに多くの時間が浪費され、代理店の営業業務も効率的とは言えなかった。

新たに構築されたシステムの特長



JSOLが提供する「営業支援システム」は、Salesforce Sales Cloudの機能を活用して、顧客情報や物件情報、商談情報を一元管理するものだ。特に目を引くのは、過去の見積もり情報を簡単にコピーする機能が搭載されている点で、これにより見積もり作成が飛躍的にスムーズになる。さらに、顧客や物件、商談の情報を見積もりと代理店とのコミュニケーションに紐づけることで、事前準備の際に必要な履歴の確認が迅速に行える。

加えて、「代理店向けポータルサイト」も新たに構築されており、Salesforce Experience Cloudの機能を使って、代理店とのやり取りにかかる時間を劇的に短縮する。このサイトでは商談情報や見積書などのドキュメントを簡単に検索できるため、業務の効率化が期待されている。

今後の展望



JSOLは、今後も日本バイリーンの営業業務量削減に寄与していく考えだ。2024年9月からは営業支援システムが、日本バイリーン内部で運用され始め、10月以降には約20社の代理店への導入が進む予定だ。この取り組みが企業の業務効率化にどのように寄与するのか、今後の展開に注目が集まる。

さらに詳しい情報



JSOLのSalesforceを活用したソリューションの詳細は、こちらから確認可能だ。Salesforceの機能を用いたフォーマット改善と業務のスムーズな進行を図るこのシステムは、不織布業界の今後のビジネスモデルにも影響を与えるかもしれない。

会社情報

会社名
株式会社JSOL
住所
東京都千代田区九段南一丁目6番5号九段会館テラス
電話番号
03-6261-7610

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