新たな提携で進化するマーケティング戦略
先日、グローバルインフルエンサーマーケティングを展開する
hotice株式会社(東京都渋谷区)が、イベント制作や映像制作を手がける
CLUB CLUB株式会社(東京都港区)との間で資本業務提携を結んだことが発表されました。この提携により、両社は長期的に協力し、体験型キャンペーンの新たなステージへと進化させることを目指しています。
提携の背景が示す市場動向
現代のマーケティングにおいては、SNSを活用した施策が急速に普及しています。ブランド体験をいかにリアルな場で提供し、その体験をオンラインにて広めていくかが企業の大きな課題となっているのです。イベントとインフルエンサー施策は密接に関連しているものの、従来はそれぞれ別の会社が担当することが多く、キャンペーン全体の一貫性を保つことが難しいという問題がありました。
このような状況において、hotice株式会社とCLUB CLUB株式会社はそれぞれの強みを活かし、イベントの企画からインフルエンサーのキャスティング、PR活動までを一体的に行える体制を構築しました。これにより、クライアントの多様なニーズに迅速に対応できるようになります。
提携内容の具体的なプラン
具体的な業務提携内容としては、以下の三つのシナジーがあります:
1. イベントとインフルエンサー施策の共同企画および制作
2. 営業の相乗効果を活用した新規顧客の開拓
3. クライアント向け特別プランの共同開発
両社は、この共同での取り組みにより、より高い完成度のキャンペーンを実現するとともに、グローバルブランドの日本ローンチイベントやインフルエンサーを駆使した統合キャンペーンの展開を計画しています。
代表者のコメントから見えるビジョン
hotice株式会社の代表取締役である
趙 無極氏は、今回の提携を通じて、共通の価値観を持つ仲間との出会いを喜び、互いのカルチャーが融合することで新たな価値創造が可能になると述べています。「これまでhoticeは、『ブランドメッセージをどう伝えるか』に挑戦してきましたが、CLUB CLUBの持つ『リアルな場の熱量』を加えることで、より深いブランド体験を提供できると考えています。」と彼は語ります。
一方、CLUB CLUB株式会社の代表取締役である
CODY CLUB氏は、この提携を「人が動く瞬間をともに生み出す仲間との出会い」だと位置付け、体験の重要性を強調しています。彼は、「リアルな場作りの感性が、hoticeのインフルエンサーの力と交わることで、ブランド体験の可能性が広がる」とコメントしました。
今後の展望
両社の立ち上げた新しい取り組みは、オンラインとオフラインが自然に融合するキャンペーンを実現し、「体験が文化になる」瞬間を創出することを目指しています。今後の展開にぜひ注目したいですね。なお、各社の公式サイトでは、提携に関するさらなる情報が公開されています。
会社概略
hotice株式会社は2021年9月に設立され、インフルエンサーのマーケティングを主な業務としています。
CLUB CLUB株式会社は2025年2月に設立され、イベントや映像制作を手掛ける企業です。
まとめ
この資本業務提携は、新たなマーケティングの地平を切り開く重要な一歩となります。両社が互いに補完し合い、より多くのブランドが新しい形での体験を消費者に提供できるよう、今後の動きが期待されます。