フェリックス・ベルトラン コネクション展が京都で開催
公益財団法人DNP文化振興財団は、2025年8月29日から10月29日までの期間、京都dddギャラリーにて「フェリックス・ベルトラン コネクション ―ハバナ ニューヨーク 大阪 メキシコ マドリード 京都―」という展覧会を開催します。この展覧会では、キューバ出身の著名なグラフィックデザイナー、フェリックス・ベルトランの作品を中心に、彼の影響を受けたアートやデザインの歴史を振り返ります。
展示概要
展覧会は、火曜日から金曜日は11:00から19:00、土日祝は11:00から18:00まで開かれ、月曜日は休館となります。また、祝日や振替休日の翌日や、土日が祝日の場合は開館します。入館料は無料で、訪れる際の敷居が低く、多くの人々に楽しんでもらえるイベントとなります。この展示は、京都dddギャラリーの3階に位置するCOCON烏丸にて行われます。
オープニングパーティーは、8月29日の17:30から19:00に開催され、入場は自由です。展覧会の詳細や最新情報は、
公式ウェブサイトで確認できます。
フェリックス・ベルトランの足跡
フェリックス・ベルトランは1938年にハバナで生まれ、2022年にメキシコで亡くなりました。この期間、彼はイベロアメリカ地域で特に影響力のあるグラフィックデザイナーの一人として知られるようになりました。彼はスクール・オブ・ビジュアル・アーツやプラット・インスティテュートで学び、シンプルさを重んじる視覚コミュニケーションの原則を追求しました。彼のキャリアは、バウハウスやアメリカン・モダニズムなど、さまざまなアート運動の影響を受けたものです。
展覧会のキュレーターであるソニア・ディアスとガブリエル・マルティネスは、彼の仕事が20世紀のグラフィックデザインにおける新たな物語の構築に寄与したことに着目しています。この展示を通じて、彼が生きた時代の文化的な背景や、政治・社会的メッセージが込められた作品群を探索することができます。
展覧会の趣旨
展覧会の趣旨は、ベルトランの作品を通じて、イベロアメリカにおけるグラフィックデザインの多層的な歴史を明らかにすることです。彼の創作活動は、単なるデザインの枠を超え、社会的および文化的なコンテキストを持った作品が多く含まれています。特に、彼が手掛けたポスターや書籍の表紙など、視覚的なメッセージが力強く印象に残るものばかりです。
この展覧会によって、訪れる人々はデザインとアートの背後にあるストーリーを知り、視覚コミュニケーションの力を再認識する機会を得ることでしょう。ベルトランの作品は、時代を超えた価値があり、彼の卓越した才能を讃える場でもあります。
この機会をお見逃しなく、ぜひ北海道の文化的盛り上がりを感じに訪れてみてください。