メタバースで心を吐き出す
2025-03-11 14:28:54

心の悩みを共有できるメタバース「MeMind」の新しい挑戦

心の悩みを共有できるメタバース「MeMind」の新しい挑戦



横浜市立大学COI-NEXT拠点Minds1020Labが、心のさまざまな感情に一区切りをつけるための新サービス「MeMind」のベータ版を発表しました。このプロジェクトのリーダーを務める宮﨑智之教授は、若者が抱える生きづらさや心の課題を包括的に研究することで、新たな学術領域を形成中です。

MeMindのコンセプト


「MeMind」とは、心に秘めた想いを昇華するためのメタバース空間です。匿名のアバターを通じて、思いを言葉に変え、さまざまな感情を表現することができます。この場は、自分の気持ちを整理し、心に一区切りをつける大切な場所となることを目指しています。

普段は言葉にできない感情を思う存分吐き出せる特別な空間であり、自己表現の場として活用することができます。たとえば、「忘れたいこと」「伝えたいこと」「発散したいこと」を、安心して書き込むことができます。

特徴と機能について


「MeMind」の利用は非常にシンプルです。ユーザーは、自分のアバターを大きな木の根元に配置し、昇華したい言葉を入力します。「昇華する」ボタンをクリックすると、その言葉は木の幹を通って空に消えていく様子が再現されます。

さらに、昇華された内容は「ことだまり」として他のユーザーにも閲覧される可能性があります。このことで、ユーザー同士が互いの気持ちに出会い、自分自身を見つめ直すきっかけを得ることができるのです。なお、非公開設定を選択することで、自分の入力が他者に見られないようにすることも可能です。

MeMindのデータ活用


「MeMind」に登録されたデータは、若者の生きづらさを分析するための貴重な材料となります。その結果は、今後展開される関連サービスの向上に役立てられる予定です。

ベータ版からのユーザーの声


若いユーザーたちからは早速寄せられた感想があります。10代のAさんは、メタバースの雰囲気に心惹かれた様子で、「自分だけの秘密基地のよう」とコメントしています。また、Bさんは、昇華と消化という2つの意味に気づき、奥深さを感じつつもリラックスできる空間として楽しんでいるようです。

Cさんは、メッセージの内容に思わず共感し、心の声が他者とつながる瞬間を体験したとのこと。こうして、個々の心の問題について解き放つ場としての可能性が広がっています。

利用方法


「MeMind」を体験するには、まずデジタル配信プラットフォームSteamから専用のメタバース「MEs」をダウンロードします。これにアクセスすることで、特設スペースから「MeMind」を選択し、気軽に入ることができます。詳細な使い方については公式ウェブサイトも参考にしてください。

まとめ


横浜市立大学COI-NEXT拠点の新しい試み「MeMind」は、若者たちが抱える心の問題を理解し、表現する場を提供することを目指しています。このプロジェクトがどのように心のケアに貢献していくのか、注目が集まっています。


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会社情報

会社名
横浜市立大学COI-NEXT拠点 Minds1020Lab
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらいオーシャンゲートみなとみらい 8F
電話番号

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