株式会社ファストコムホールディングスは、東京・日本橋に本社を置く企業で、従業員の生活を支えるユニークな福利厚生制度を運営しています。その名も『UCHINO米制度』。実際に田んぼに行って田植えを体験し、農業の大切さを学ぶイベントを埼玉県加須市で実施し、2025年5月28日には今年で7回目の田植え体験が行われます。
『UCHINO米制度』 概要と背景
この制度は2018年1月から始まり、全社員に毎月お米を支給するものです。健康的な食生活を応援するだけでなく、契約農家への安定した収入支援も目的としており、地方農業の振興に寄与しています。前払いで報酬を支払う形をとることで、農家に安定収入を提供。さらに、社員が受け取ったお米を会社に返納し、そのお米を地域の子供食堂や一人親家庭に寄付することで地域貢献にもつながります。
この制度が導入されて7年が経ち、社員から高い評価を受けているファストコムは、自社の成功体験を他社にも広めるべく、株式会社UCHINOを2025年に設立しました。これにより、より多くの企業にこの制度を普及させることを目指しています。
田植え体験の意義
田植え体験は、ただの農業体験にとどまらず、社員が食の大切さについて新たな視点を得るための機会です。実際に田んぼに立ち、泥を手に取りながら、作物が育つ過程を肌で感じることで、自然とのつながりを再認識することができます。このような体験は、日々の業務に活かせる新しいアイデアや視点をもたらすことが期待されています。
【UCHINO】サポートの展望
ファストコムでは、他企業からの『UCHINO米制度』導入の要望に応え、2025年5月1日から全国展開を開始しました。このサービスは、企業のニーズに応じた柔軟な設定が可能で、一人あたりの配布量も自由に調整できます。これにより、企業特有の福利厚生プランを創出し、社員の満足度を最大化しています。
持続可能な社会づくりを目指し、感謝の気持ちを込めた農業支援や人道支援を実現します。さらに多くの企業に参加を呼びかけ、食や農業の重要性を広めることで、企業の社会的責任を果たしていきたいと考えています。
まとめ
『UCHINO米制度』は、ファストコムが実施するユニークな福利厚生ですが、その背後には地域や農業を支援したいという強い意志が見えます。田植え体験を通じて得られる体験や学びが、企業内での活動や社会貢献にどのように繋がっていくか、今後の動きに注目です。社員が共に育ち、地域が潤う仕組みがさらに広がっていくことを期待しています。