ミサワホーム株式会社、健康経営の新たな道を切り開く
ミサワホーム株式会社が、スポーツ庁による「スポーツエールカンパニー2025」に2年連続で認定されました。これは、社員の健康を増進するため、スポーツ活動の推進と支援に取り組む企業としての評価です。この認定制度は、従業員がスポーツに親しめる環境を整備する企業を表彰し、国民全体のスポーツ実施率向上を目指して2017年に設立されました。
背景と認定の意義
スポーツ庁が実施した2023年度の世論調査によると、20代から50代の働き盛り世代では、スポーツを実施する率が50%を下回るという厳しい現実があります。仕事や家庭の忙しさから運動する時間が取れないという声が多く、職場でのスポーツを通じたライフスタイルの改善が求められています。ミサワホームは、この動向を踏まえ、社員が自然と運動に親しむ環境作りに積極的に取り組んでいます。
健康経営の取り組み
社長の作尾徹也氏が健康管理最高責任者(CHO)として先頭に立ち、2018年4月に健康宣言を制定しました。これにより、社員が自発的に健康管理に取り組む姿勢を育成し、マラソンイベントへの協賛やグループ企業を通じたウォーキングイベントの開催などで健康経営を加速させているのです。
- - マラソンイベントの協賛・参加:毎年新宿で開催される「新宿シティハーフマラソン」には、社員がランナーとして参加。2024年度は過去最高の約190名がエントリー予定です。
- - ウォーキングイベントの実施:全グループ企業の社員を対象としたこのイベントは、第3回目を迎え、今年は過去最多の4,886名が参加しました。一体感の醸成にも寄与しています。
- - サークル活動の支援:野球、サッカー、ソフトボールなどの各種サークルが活動を行っており、活動に対しては補助金が支給され、社員の運動を促進しています。
今後の展望
ミサワホームは今後も定期的にスポーツイベントを実施し、運動習慣の定着化に努めます。その中で、社員同士のコミュニケーション活性化や一体感の醸成を図り、社員一人ひとり、さらにはその家族までが健康で充実した毎日を過ごせるよう尽力する方針です。健康経営の理念は、企業だけでなく社会全体にとっても重要なテーマであり、ミサワホームの先駆的な取り組みが他の企業にも良い影響を与えることが期待されます。
まとめ
ミサワホームが続けて取得した「スポーツエールカンパニー」の認定は、企業の健康経営の実践例として注目されます。社員一人ひとりが自らの健康を意識し、働きやすい環境を築くことで、より良い社会を目指すことに貢献しているのです。今後の取り組みにもぜひ注目してみてください。